チョン・ヘインを語る上で外せない出演作7選 力強さとキュートさの振り幅に沼落ち必至

チョン・ヘインを語る上で外せない出演作7選

『刑務所のルールブック』

 『刑務所のルールブック』は、メジャー契約を控えたプロ野球選手が、一夜にして刑務所に入ることとなってしまうヒューマンサスペンス。本作は、『応答せよ』シリーズのシン・ウォンホ監督と、『ラケット少年団』の脚本家チョン・ボフンがタッグを組んだ一作だ。劇中では、厳しい監房生活を生き抜くために、同じ監房で暮らすキャラクターたちと支え合う日常や、野球にしか興味のなかった主人公の新たな成長を描いていく。昨日の当たり前が全く通用しない世界で、いつしか主人公の夢が全員の夢となり一致団結していく過程に涙腺崩壊してしまう。

 ブチ切れた目と、怒りに溢れた叫び声で登場するのが、ユ大尉を演じるチョン・ヘイン。ある出来事によって収監され、深く傷つきながらも前へ進もうとしていく。黙々と拳で腕立て伏せをし、几帳面で、1人で悩みを抱えてしまうこともあるが、ハニャン(イ・ギュヒョン)をはじめとする周囲と心を通わせていくことで変化していく姿が見どころの一つ。鋭かった眼差しが、徐々に柔らかくなっていく。また、名場面「一列ウォーキング」からのチェーンソーを抱える彼の姿も見逃せない。

『あなたが眠っている間に』

 予知夢を見る主人公が、隣に引っ越してきた男性と共に未来を変えようとするファンタジーなラブサスペンス『あなたが眠っている間に』。脚本は、『無人島のディーバ』『スタートアップ』『ピノキオ』などの脚本家パク・へリョンが手がけている。

 チョン・ヘインは、切なく一途に主人公ナム・ホンジュ(ペ・スジ)を想い続ける警察官ハン・ウタクを演じる。肩を並べた2ショットの代わりに、影に並んだ自分たちを写真に収める場面や、「好きな人がいるか」という質問に想いを隠す場面など、その一途さと優しさに、どんどんウタク沼へと引き込まれてしまう。メイキング映像では、ご飯の時間が楽しみで仕方ない姿や、上半身が映る場面で映像を確認後に「もう一度やります!」と言い、パンプアップして挑む姿など、自然体で魅力たっぷりの彼が映し出されており、本編とセットで堪能したくなる(※2)。

『ユ・ヨルの音楽アルバム』

 『ユ・ヨルの音楽アルバム』は、ただ平凡に生きたいと願う、ある過去を抱えた青年と主人公が出会い、惹かれ合い、すれ違ってしまう日々を数年に渡って描いた物語。ゆっくりと丁寧に一瞬一瞬を記録していくような作品で、1990年代から物語は動き始め、互いに忘れらない存在になっていく2人が迎える展開から目が離せなくなる。

 主人公ミス(キム・ゴウン)がパン屋で偶然出会う無口な青年ヒョヌを演じるのが、チョン・ヘインだ。愛情溢れる眼差しで微笑んだり、隣で眠る彼女の頭を優しく撫でてそっと腕まくらしたりと、とにかくチョン・ヘインがまぶしい本作。キム・ゴウンと作り出す世界観も心地よく、ゆったりと作品に浸りたい時に観たくなる。

 旅番組『チョン・ヘインの I ♡ NEW YORK』では自身で選んだニューヨークを番組プロデューサーという設定で歩いて旅し、心を込めてリポートする姿や、ハンバーガーを美味しそうに頬張るもぐもぐヘインが印象的なチョン・ヘイン。ドラマや映画の中で見せてくれるような、難しいアクションや役を演じる表情とはまた違った魅力があり、その振れ幅に彼の沼の深さを改めて感じる。かわいさとカッコ良さを兼ねそろえ、常に視聴者やファンを魅了し続ける彼の活躍が今後も見逃せない。

参考
※1. https://youtu.be/OUFag2pwbIg
※2. https://youtu.be/ney7xTG6OuI?feature=shared

■配信情報
『となりのMr.パーフェクト』
Netflixにて配信中
演出:ユ・ジェウォン
脚本:シン・ハウン
出演:チョン・ヘイン、チョン・ソミン、キム・ジウン
(画像はtvN公式サイトより)

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