『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』最終予告公開 “月面着陸”へのそれぞれの想いが交錯

『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』最終予告

 7月19日に公開されるスカーレット・ヨハンソンとチャニング・テイタムの共演作『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』のファイナル予告が公開された。

 本作は、月面着陸55周年を機に、もう一つの“月面着陸”にまつわる舞台裏を完全オリジナル脚本で描いたエンターテインメント作品。『フリー・ガイ』のプロデューサーを務めたグレッグ・バーランティが監督を務めた。失敗続きの月面着陸計画をなんとかするべく、NASAに雇われたPRマーケティングのプロ、ケリーをヨハンソン、実直で真面目なNASAの発射責任者コールをテイタムが演じる。

『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』ファイナル予告★7月19日(金)全国の映画館で公開

 公開されたファイナル予告には、「アポロ11号へ成功を祈る」という声とともに発射を待つアポロ11号の姿が。「この国家プロジェクトでアメリカ人を月に立たせる。人類初の偉業だ」と言うNASAの発射責任者・コール(チャニング・テイタム)の声が職員たちの心を奮い立たせ、重大ミッションに向かう宇宙飛行士3名に盛大な拍手が送られる。そんな光景を「ビートルズより有名になる」と見守るのはPRマーケティングのスペシャリスト、ケリー(スカーレット・ヨハンソン)。カウントダウンが続く中、政府関係者のモー(ウディ・ハレルソン)は「世界中が注目している。極秘で準備を進めてくれ。“もう一つ”の月面着陸を」とケリーに極秘ミッションを発令する。「フェイク映像を作る?」とケリーは耳を疑うが、モーは「失敗は許されない。アメリカの威信がかかっている」と言い切った。

 1969年当時、宇宙開発競争は熾烈を極めていた。第二次世界大戦後、米ソは冷戦時代を迎え、1955年にベトナム戦争が勃発。二大国の代理戦争だと称されるほど両国の関係性は悪化していた。そんな中、宇宙技術の開発で技術力の優位性を示すために、米ソ間の宇宙開発競争が更に加速していった。1961年にはソ連のガガーリンが世界初の有人宇宙飛行に成功。遅れをとったアメリカは「アポロ計画」を推進し、世界の覇権を懸けて人類初の“月面着陸”成功を目指していた。

 「フェイクなんてやめろ! 今までの努力がすべて水の泡だ」と反対するコール声に、過去の発射失敗の衝撃シーンやNASAに作られた月面のセット、船内に乗り込む飛行士たちの映像が次々と映し出されていく。「上からの命令は絶対だ。月への競争だけじゃない。世界の覇権をかけた争いだ」とモーが威嚇する。計画成功に向けて一丸となったNASAの職員、フェイク映像を依頼されたPRのプロ、そして政府関係者。それぞれの想いが交錯し、全世界が注目する中、遂にアポロ11号が発射の時を迎える。

■公開情報
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
7月19日(金)全国公開
監督:グレッグ・バーランティ
出演:スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム、ウディ・ハレルソン
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:https://www.flymetothemoon.jp
公式X(旧Twitter):@SonyPicsEiga
公式Instagram:@sonypicseiga
公式TikTok:@sonypicseiga

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