『Destiny』なぜ真樹は“不要な罪”を被り続ける? 奏は人生で2度目の“共犯”関係に
真樹はライターで火を着けたと証言していたが、実際には屋外で撒かれたガソリンが火元となった可能性が浮上し、不審な男の目撃情報も寄せられた。
真樹が不要な罪を被っている間にも、留置場で倒れて吐血してしまうほどに彼の胆嚢がんは転移し、どんどん進行している。自分の命が長くないと悟った真樹は「最期に一緒にいたいのは奏」という自身の本心に気づき日本に帰国したと、奏本人に本当の理由を打ち明けた。誰もが羨むような家庭に生まれながらも愛情に飢え、誰にも心を開くことができなかった真樹に、人生のリミットを意識した際に思い浮かべられる顔があってよかった。自分の幸せに無頓着で自身を後回しにしてばかりの真樹が、奏については自分の本心に従って素直に行動できたことに、それがたとえ許されざるものだとしても安堵してしまうのが正直なところだ。
相変わらず真樹はどこまでも無邪気に奏のペースを乱し、振り回し困らせる。「奏、逃げない? 2人で」とまた悪戯っぽく、だけど切実に奏に想いを託す。自身の寿命を人質にとり、彼女に人生で2度目の罪を犯させた。奏にとっての1度目の罪は、大学のテスト中にたまたま隣の席に座った面識のない真樹から持ちかけられたカンニングへの協力だった。そしてそこから奏のキャンパスライフは一気に彩豊かなものになったのだった。ただ、その際に大きな喪失が待ち受けていたわけだが……。今回2度目となる真樹と奏の共犯関係。2人の逃避行はどこに向かい、12年越しに一緒に見た景色はそれぞれの目にどう映るのだろうか。
祐希(矢本悠馬)も知美(宮澤エマ)に何かを言いかけ、何やら後ろめたいことを抱えていそうでそれも気になる。
■放送情報
『Destiny』
テレビ朝日系にて、 毎週火曜21:00~21:54放送
出演:石原さとみ、亀梨和也、宮澤エマ、矢本悠馬、田中みな実、安藤政信、仲村トオル、佐々木蔵之介、高畑淳子、曽田陵介
脚本:吉田紀子
監督:新城毅彦、星野和成、中村圭良
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:浜田壮瑛(テレビ朝日)、森田美桜(AOI Pro.)、大古場栄一(AOI Pro.)
音楽:得田真裕
主題歌:椎名林檎「人間として」(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
制作協力:AOI Pro.
制作著作:テレビ朝日
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