『ドラゴンボール』だけじゃない! 声優・野沢雅子がまぎれもないレジェンドである理由

野沢雅子がまぎれもないレジェンドである理由

 『ドラゴンボール』の声優として広く顔も知られるようになったため、NHK紅白歌合戦や民放バラエティ番組をはじめテレビへの露出も多い野沢は、2022年にスポーツくじMEGA BIGのCMに、野沢雅子本人として出演している。石田ゆり子演じるMEGA BIG売店スタッフが、野沢に「サイン下さい!」とペンと色紙を差し出すオチも効いていて楽しい仕上がりだ。

 2024年2月に発表された『松本零士50周年プロジェクト』では、AI技術で生成された松本零士と会話する役どころで野沢が出演。『銀河鉄道999』の仕事中、アフレコブースにいる野沢の目前のモニターに、2023年に亡くなった松本が現われるという趣向だ。AIで故人の容姿や声を蘇らせる企画に関して国内外でも賛否両論、様々な意見があるが、ひとまずそれは横に置いておいても、令和のこの時代になって鉄郎を演じてくれる野沢の熱意には胸が熱くなるばかり。それもこれも健康でずっと現役を貫いているからこそである。

「松本零士50周年プロジェクト」特別映像

 前述の鳥山明が他界した直後はショックのあまりコメントを出せなかった野沢が、やや落ち着きを取り戻してから、「『私の命が尽きるまで悟空のそばにいよう』」と気持ちを保つことが出来ます」とコメントを発表した(※2)。今年春のフジテレビアニメラインナップ発表会にも『ドラゴンボール』のジャンパーを着て元気よく登壇していた野沢には、できるだけ長く活躍してほしいのがファンの願いだ。

参照
※1. https://sp.mainichi.jp/s/news.html?cid=20240308spp000006071000c&inb=so
※2. https://www.yomiuri.co.jp/culture/20240308-OYT1T50174/

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