ローソン・ユナイテッドシネマ全席FLEXOUNDは世界初の試み 身体で聴く体験をレポート

ローソンによる“全席FLEXOUND”をレポート

 そして、今回の見どころである没入型音響体感システムFLEXOUNDについても紹介された。清水はFLEXOUNDについて、「没入型音響体感システムFLEXOUNDは、フィンランドのFLEXOUND社が独自開発した技術を基に作られています。頭の後ろにスピーカーがあり、背中を通して振動を体感できる設備となっています。通常の映画館では左右のスピーカーから音が出ますが、この椅子では座席から直接音が発信されるため、低音から高音までの領域が身近に伝わります。さらに、音を振動として空気を通さずに体で感じられるのが特徴です。この特殊な機能を持った椅子を全席に導入するのは国内初、全館全席というのは世界でも初の取り組みです」と紹介。

 また一般座席は、入場料金がプラスされることはなく、通常の映画鑑賞料金でご利用可能だという。体験会では、参加者が実際にこの没入型音響シートに座って映画予告を鑑賞。座席から直接伝わる迫力ある音と振動は、まさに従来の映画館とは一線を画す、耳だけではなく“身体で聴く”音響体験だった。

 最後に清水が「ローソングループのシナジーを活かし、新しいパートナー企業とも連携しながら、高速通信システムなどの技術を用いて映像体験の価値を高めていきます。グループのリソースを活用し、これまでできなかったことに挑戦していきます。未来に向けてニューコミュニティシネマを実現し、世の中と共に成長しながら事業を展開していきたいと思います」とニューコミュニティシネマの実現に向けての意気込みを語り、イベントは幕を閉じた。

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