みのすけ、初の朝ドラ『ブギウギ』での“悪役”に喜び 「ざわつきながら見てもらえたら」

みのすけ、『ブギウギ』出演を語る

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演中のみのすけよりコメントが寄せられた。

 みのすけが演じるのは、三流ゴシップ雑誌『真相婦人』の芸能記者・鮫島鳥夫。スズ子(趣里)やりつ子(菊地凛子)の前に神出鬼没に現れ、ねちっこく問い詰める。

 みのすけは本作が朝ドラ初出演。念願の出演だったようで、「大河ドラマには2度ほど出演させていただきましたが、『いつになったら呼ばれるのかな?』とずっと思っていたので(笑)、今回『やっと呼ばれた!』と念願がかないました。朝ドラは、家族や親戚など身内の喜び方が違うことも、うれしいことのひとつですね」と喜びを明かす。

 演じる鮫島については、「『ブギウギ』に初めて登場する悪役」と分析をしつつ、脚本の足立紳に全幅の信頼を寄せる。

「鮫島という男は、三流ゴシップ誌で記事を書く昭和の時代ならではの芸能記者です。今でこそ記者は匿名なことも多いですが、この時代は顔を出して、嫌な質問をぶつけて、自分の望んだ通りの答えを引き出すといった、ふてぶてしく泥臭い記者がたくさんいたのかな?と思います。『ブギウギ』に初めて登場する悪役かもしれないですね。台本を読んで、なぜだかすんなり違和感なく、気持ちよく演じています(笑)。これまで悪役を演じることは何度かありましたが、鮫島は比較的自分の肌に合うヒール役ですね。僕は、脚本を手がけた足立紳さんが描く世界観が大好きなんです。『立派な人』よりも、弱い立場の人間が立ち上がるというか、市井の人々の姿にフォーカスしていく物語が足立さんの真骨頂だと思います」

 みのすけは主演を務める趣里とは初共演。趣里は「スズ子のように前向き」とその印象を語る。

「自分が所属する『ナイロン100℃』の劇団員が趣里さんと共演したこともあったりして、お会いすればあいさつをする関係でした。今回が初めての共演になりますが、『はじめまして』とは思えず、前から知っている感じで、近い距離感でお話できました。趣里さんはヒロイン・スズ子のように前向きです。僕が現場に入ったときがちょうどスズ子のコンサートのシーンで、『スズ子の役はセリフも多いし、歌も踊りもとやることがたくさんあるけれど、この役をやりきれば、きっと何だってできるよ』ということをお伝えしました」

 最後に視聴者に向けて、「初めての朝ドラなので緊張もありましたが、現場は楽しく良い雰囲気でした。鮫島はヒール役ですが、『なんだアイツは』とお茶の間の皆さんがざわつきながら見てもらえたらうれしいです」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、生瀬勝久、小雪、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
語り:高瀬耕造(NHK大阪放送局アナウンサー) 
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
音楽:服部隆之
主題歌:中納良恵 さかいゆう 趣里 「ハッピー☆ブギ」
写真提供=NHK
公式サイト:https://nhk.jp/boogie

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