『ドクタースランプ』癒やしの名言連発! パク・シネ×パク・ヒョンシクの新たなロマコメ

『ドクタースランプ』癒やしの名言連発!

「つらい時間の中でも慰めてくれる人が1人いたらちょっとはマシになる?」
「明日の自分のために今日を乗り越えろ」

 パク・シネ×パク・ヒョンシク主演で、Netflix配信中の『ドクタースランプ』が好評だ。本作は、2013年に放送された人気韓国ドラマ『相続者たち』以来、約10年ぶりにパク・シネとパク・ヒョンシクが再共演することで、放送前から話題となっていた。

 本作で主演を務めるパク・ヒョンシクは、2010年にボーイズグループZE:A(ゼア)でデビュー。2013年『相続者たち』、2014年『家族なのにどうして』、2015年『上流社会』、2016年『花郎』、2017年『力の強い女 ト・ボンスン』、2021年『ハピネス』、2022年『サウンドトラック#1』、2023年『青春ウォルダム~運命を乗り越えて~』と毎年出演作がヒットする人気韓国俳優の1人だ。

 王子様のようなルックスと見るからに人の好さそうな雰囲気を持つパク・ヒョンシクは、シリアスとコメディが融合した作品での演じ分けが上手い俳優だ。黙っていると端正な顔立ちで、少女漫画から飛び出したような容姿でありながら、くしゃっとした笑顔を見せながら全力で観るものを笑わせにくるのがたまらない。パク・ヒョンシクは、視聴者を晴れ晴れとした気持ちにさせるような明るさを持っている。

パク・ヒョンシク出演「辛ラーメン」CMメイキング

 中でも知る人ぞ知る、パク・ヒョンシク出演の「辛ラーメン」のCMメイキングで彼が思いっきり麺を吸い込んだ勢いでむせてしまい、麺が飛び出すハプニング映像は、パク・ヒョンシク本人の底抜けの明るさに観ているこちらも爆笑させられる。本作でも、パク・ヒョンシクが演じるコメディ部分で笑わせられた視聴者も多いのではないだろうか。

 ヒロインを演じたパク・シネは、2003年ミュージックビデオでデビュー。以降、2003年『天国の階段』、2009年『美男ですね』、2013年『相続者たち』、2014年『ピノキオ』2018年『アルハンブラ宮殿の思い出』など、ヒットメーカーとして活躍。本作で3年ぶりのドラマ復帰を果たす。

 本作は、パク・ヒョンシク演じるスター美容整形外科医ヨ・ジョンウと、パク・シネ演じる麻酔科医ナム・ハヌルが陥った人生のスランプを描いたロマンティックコメディだ。物語は、ハヌルが激務とパワハラでバーンアウト症候群(燃え尽き症候群)に陥り、うつ病になってしまうところから始まる。第1話~第4話では、ハヌルがバーンアウトに陥るまでと、ジョンウが自身の起こした医療事故により、心的外傷後ストレス障害=PTSDとなるまでが、2人の高校時代とともに描かれた。

 釜山に住むハヌルは、小さい頃から勉強が好きで、ひたすら努力を重ね周囲の期待に応えてきた。間食する間も惜しみ、友人も作らず、勉強に励むハヌル。努力型の天才となったハヌルは、ソウルの高校に転校する。ハヌルが転校した学校には、頭脳明晰、容姿端麗で性格も良く教師たちからも愛される天才のヨ・ジョンウがいた。2人は校内の成績トップの座を争うライバルとして競い合う学生生活を送っていた。2人が目指すのは韓国最高峰の大学である韓国大学への入学だ。しかし、韓国大学へはジョンウのみが合格し、ハヌルは違う大学で医師となる。

 一方、韓国大学からスター美容外科医となったジョンウは、ソウルの江南で華々しいキャリアを誇っていた。そんなある日、美容整形の手術に訪れたマカオからの患者を医療事故で死なせてしまう。

 ハヌルとジョンウのふたりは、医師として人も羨むような人生から、一気に人生のどん底に落ちてしまう。ハヌルは、バーンアウトしたうつ病患者として、ジョンウは莫大な借金を背負ったPTSD患者として……。

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