『魅惑の人』シン・セギョンが男装ヒロインに! チョ・ジョンソクとの残酷で魅惑的な愛
1月21日よりNetflixで配信中の『魅惑の人』が話題だ。本作は、『賢い医師生活』のチョ・ジョンソクが演じる、朝鮮の王であるイ・インと、『新米史官ク・ヘリョン』のシン・セギョンが演じる、囲碁の賭け棋士であり名家の娘カン・ヒスの2人が、愛と復讐のためにお互いを欺く、残酷で魅惑的な勝負を描いたフュージョンロマンス時代劇(※歴史上のエピソードを利用しながら架空の人物を主人公にしたもの)だ。
物語は、清に攻め込まれ2カ月が経過した朝鮮が、明と断交し、清と和親を結び降伏するところから始まる。清は、王イ・ソン(チェ・デフン)に弟のチナン大君(チョ・ジョンソク)を人質として差し出すことを要求し、さらにソンに不測の事態が起きた時には、弟であるチナン大君に王位を継承させることを伝える。ソンは、人質となるチナン大君に「必ずや生きて戻れ、この命に背いたらそなたを決して許さぬ、よいな?」と声をかけ、愛する弟の身を案じて涙を浮かべる。「肝に銘じます王様」と涙を浮かべて答えるチナン大君に、ソンは「“兄上”と呼べ、幼い頃のようにな、そう呼ぶのを聞きたい」と言う。ソンは「兄上」と呼ぶチナン大君を泣きながら抱きしめる。物語の冒頭から互いを思い合う唯一の弟と兄の別れのシーンに胸が痛くなる。しかし、王妃の兄キム・ジョンベ(チョ・ソンハ)は、この危機を“機会”と言い、ソンとチナン大君を引き裂く陰謀を企む。
清に渡ったチナン大君は、天才的な碁の才能で清の皇帝の弟のお気に入りとなっていた。碁を打ちながら、捕虜の放免を話し合うなど朝鮮のためにチナン大君は働いていた。月日が流れ、人質から解放されたチナン大君は、朝鮮に喜び勇んで戻るが、ソンはジョンベの策略から疑心暗鬼になり心を病んでいた。チナン大君は、変わり果てた様子の兄ソンの姿を見て心を痛める。しかし、チナン大君は、自分が王の座を狙っていると思われないようにおとなしく振る舞っていた。
しかし、国では、チナン大君の根も葉もない悪い噂でいっぱいだった。そんなある日、チナン大君は、囲碁の賭け棋士の男に扮したヒス(シン・セギョン)に出会う。ヒスは、男の恰好をして碁を打ちながら、チナン大君の悪口を言う周囲のものを一喝し、チナン大君を庇う。その姿を見たチナン大君は、ヒスを男だと思い込んだままヒスに興味を持つ。チナン大君は、ヒスの名前を聞くが、男装をしているヒスは名前を名乗らない。碁の勝負で勝ったら教えると言われ、チナン大君とヒスは勝負をする。碁の最中に外に降る雨を見たチナン大君は、「久しぶりの濛雨だ」と言い、「モンウ?」というヒスに「煙るように降る小雨のことだ。お気に入りの号だ」と答える。勝負に負けたチナン大君は、ヒスの名前を教えてもらうことはできなかったが、ヒスは「モンウ」の号をもらうとチナン大君に告げる。
チナン大君と「モンウ」となったヒスが碁を打ちながら手が触れたり、服を着せる為に接近したりと、男装ヒロインにお約束の韓ドラあるあるで胸キュン展開もあり、ヒスもチナン大君のことを意識しだしている。チナン大君は、まだヒスのことを意識していないが、自分を庇ってくれたヒスを守り、好感を持っていることが伝わってくる。ここから2人の間に恋愛感情が芽生えてくるのが楽しみなところだ。