第96回アカデミー賞5部門ノミネート ポール・ジアマッティ主演『The Holdovers』6月公開
第96回アカデミー賞で5部門にノミネートされた『ホールドオーバーズ(仮題)』(原題:The Holdovers)が、6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが決定した。
『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再タッグを組んだ本作は、1970年のニューイングランドにあるバートン校を舞台に、それぞれの事情で寮に残り、クリスマスと新年を過ごす孤独な3人の物語。誰もいない学校での自由気ままな生活の中で、ちょっとした冒険や災難を通じて、小さな繋がりが生まれていくさまを描き出す。
『サイドウェイ』と『ファミリー・ツリー』でアカデミー賞脚色賞を2度獲得しているペインが監督を務め、ブラッドリー・クーパー主演のテレビドラマ『キッチン・コンフィデンシャル』の企画を手がけたデヴィッド・ヘミングソンが脚本を担当した。
第81回ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門ではジアマッティが主演男優賞を、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を受賞。第96回アカデミー賞では、作品賞、脚本賞、編集賞、主演男優賞、助演女優賞の5部門にノミネートされている。
主演のジアマッティは、古い価値観で教鞭をとる古代史の非常勤教師で、生徒からも教師たちからも嫌われているポール・ハナム役を担当。そして、一人息子のカーティスをベトナムで亡くした学校の料理長メアリー・ラムをランドルフ、頭が良く、傷つきやすく、トラブルメーカーだが、心根は悪くないバートン校の生徒、アンガス・タリーを映画初出演となるドミニク・セッサがそれぞれ演じている。
あわせて公開された場面写真では、飾り気のないクリスマスツリーを背景に、クリスマスディナーを囲むハナム先生(ポール・ジアマッティ)、メアリー(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)、アンガス(ドミニク・セッサ)の3人の姿と、古代史の授業をするハナム先生、本を片手に怪訝な顔をする料理長メアリーの姿が切り取られている。
■公開情報
『ホールドオーバーズ(仮題)』
6月21日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:アレクサンダー・ペイン
脚本:デヴィッド・ヘミングソン
出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
133分/1.66:1/2023/アメリカ/日本語字幕:松浦美奈
Seacia Pavao / © 2024 FOCUS FEATURES LLC.
公式X(旧Twitter):@TheHoldoversjp