ドキュメンタリー映画『リサ・ラーソンがいた時間』予告編公開 松屋銀座で追悼展の開催も

9月18日に公開されるドキュメンタリー映画『リサ・ラーソンがいた時間』の予告編が公開された。
リサ・ラーソンは、赤と白のしま模様の猫「マイキー」やハリネズミ「ハリエット」などのキャラクター、丸みを帯びた愛らしい動物や子どもなどの陶器作品で、スウェーデンのみならず世界中で世代を超えて愛され続けている陶芸家。日本でも北欧雑貨やインテリアブームを背景に、広く親しまれてきた。そんな彼女は2024年、92歳で惜しまれながらこの世を去った。
本作は、そんなスウェーデンを代表する陶芸家リサ・ラーソンの孫であり、映画監督のエミリア・エクマン・ラーソンが、晩年の祖母の姿を見つめたドキュメンタリー。
「学校のクラスのみんなが祖母のことを知っている一方で、私にとってはどこか謎めいた存在だった」。そんな思いを出発点に、エミリア・ラーソンは、2017年より8年間にわたって、リサ・ラーソンの姿をカメラで記録し続けた。70年以上にわたって人生と創作のパートナーであり続けた画家の夫グンナル・ラーソンとの出逢いと別れ、子どもや孫たちに対する深い愛情、そしてスウェーデンが誇る陶磁器メーカーであるグスタフスベリで、数々のヒット作を生み出し、多くの人々に愛される陶芸家になるまでの歩み。エミリア・ラーソンの好奇心に満ちたまなざしに導かれ、リサは自身の人生を振り返っていく。その親密で飾らない姿からは、 “世界的陶芸家”という肩書きの向こう側にいる、ひとりの人間としてのリサ・ラーソンの素顔が浮かび上がる。
公開された予告編は、リサ・ラーソンが激しく粘土を叩きつける姿から幕を開ける。「叩くのが大事なの」と、カメラ越しにリサが語りかける相手は、孫のエミリアだ。「焼きたての粘土の香りを嗅いだ瞬間から、ここが私の居場所と確信したわ」と、陶芸家としての原点となった粘土との出会いや、自身の創作哲学を語るリサの姿が切り取られている。さらに、家族によって記録された貴重なホームビデオや写真を交えながら、彼女のプライベートな一面も垣間見ることができる。2024年3月に亡くなるまでの日々を追った映像となっている。
また、映画の公開にあわせて、「リサ・ラーソン 追悼展 アーティスト・デザイナー・インスピレーションの源」が、9月25日より東京・松屋銀座8階のイベントスクエアにて開催されることが決定。「アーティスト」「デザイナー」、そして彼女が与えた影響を企業や職人が形にした「インスピレーションの源」という3つの視点から、生涯にわたる制作活動を辿る。会場には、代名詞とも言えるアイコニックな名作をはじめ、これまで日本で公開されることのなかった貴重な作品を含む、約250点が一堂に集結する。
東京・大垣書店 麻布台ヒルズ店では、8月5日から8月14日まで、リサ・ラーソンのPOP UPが開催される。スウェーデンのケラミックストゥディオンで製造されたリサ・ラーソンの陶器をはじめ、日本各地の窯元とともに作り上げた「にっぽんのリサ猫」などの日本の焼き物、ぬいぐるみ、ステーショナリー、トートバッグ、Tシャツなどが販売される予定だ。
さらに、本作の日本語字幕を担当した映画コメンテーターのLiLiCo、『かもめ食堂』などへの出演で知られる俳優の小林聡美、株式会社クラシコム取締役副社長で「北欧、暮らしの道具店」店長の佐藤友子から絶賛コメントが到着した。
コメント
LiLiCo(映画コメンテーター)
孫から見た祖母。
憧れの存在だからこそ生まれた距離感。
でもそれぞれの芸術への情熱が二人を結びつけ、
やがて親友のような関係へと変化していく。
一緒に過ごした時間の中にある宝物は見ている私たちの心をもほっこりさせます。
小林聡美(俳優)
作りかけの作品があちこちにあって、アイデアもまだまだいっぱいあって、自分の才能にはずっと満足できなくて、でも時間がたりなくて。記憶を辿る彼女の瞳は美しく、その美しさは彼女の人生そのものだと思った。
佐藤友子(株式会社クラシコム取締役副社長/「北欧、暮らしの道具店」店長)
仕事を愛する一人の女性の人生の時間軸をこんなにもたっぷりと追ったドキュメンタリーに胸打たれました。年老いても、そして最期の日々も、映像に映し出されたリサの目の奥はキラキラしたままでした。「まだまだやりたいことがいっぱい」。人生の幕がおりるその直前までリサのような言葉を私も発していられる生き方をしたいです。
■公開情報
『リサ・ラーソンがいた時間』
9月18日(金)シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国公開
出演:リサ・ラーソン、グンナル・ラーソン、マティアス・ラーソン、エミリア・エクマン・ラーソン、フランコ・ニコロシ
監督・撮影:エミリア・エクマン・ラーソン
配給:ミモザフィルムズ
後援:スウェーデン大使館
協力:株式会社トンカチ
2025年/スウェーデン/スウェーデン語/94分/カラー/1.85:1/5.1ch/英題:Memories In Clay:A Film About Lisa Larson/日本語字幕:LiLiCo
©2025 Kamlert Film AB, Film i Skåne AB, Sveriges Television AB
©LISA LARSON Äb0
公式サイト:https://mimosafilms.com/lisalarson/




































