ソン・ガンは次世代の韓流四天王に? “Netflixの息子”の称号に相応しいおすすめドラマ4選
『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』
最後は、気象庁を舞台に年下男子と年上女子が社内恋愛をする、お仕事ロマンスもの『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』。ソン・ガンが演じるのは、気象庁で働く“天気のことは何があっても絶対譲れない”という真面目な予報官イ・シウ。シウは、ソン・ガンの持っている子どものようなピュアさがよく表れているキャラクターだ。優しさと天気にこだわる芯の強さを併せ持ち、元カノに裏切られても優しさを見せてしまうシウ。そんなシウの上司となるヒロインのハギョンを、パク・ミニョンが演じている。シウもハギョンも恋人に裏切られ、シウの元カノとハギョンの元カレが結婚してしまうという複雑な関係性だ。
シウ、ハギョン、元カノ、元カレの四角関係と、シウ&ハギョンの恋、それぞれの家族も描かれていてドラマが盛りだくさん。気象庁が舞台なので、天気予報の裏側を知ることができるのも非常に興味深い。私たちの生活に密接に関わる“天気”というものを、予報官の方々はこんな思いで届けてくれていたのかと頭が下がる思いになる。ソン・ガンが年下男子として、年上女子と社内恋愛するかわいい姿を味わうことができる作品だ。
最後に、現在配信中の『マイ・デーモン』についても触れておきたい。ソン・ガンが演じる危険な魅力を持つデーモンのグウォンは、『わかっていても』のジェオンからさらに色気を増し、“悪魔”という人外の妖艶さを纏う新たなキャラクターを作り上げた。ソン・ガンとキム・ユジョンのケミストリーと、随所に挟まれるスローモーションの演出がカッコよくてたまらない!
本稿では、ソン・ガンのオススメ作品を4作ご紹介した。彼の魅力は、目鼻立ちの整った端正なビジュアルと、笑うと子供のようなチャーミングな笑顔になるギャップにある。さらにその声も魅力的だ。ソン・ガンの声は、低いだけではなく、少しくぐもっていて温かみがあるのが特徴といえる。癒しと甘さを含むその声が、年齢を重ねるにつれ、低く強さを放つ声へと変化を見せているのにも注目したい。
2017年に『カノジョは噓を愛しすぎてる』でデビューしたソン・ガンは、以降出演作品が軒並みヒット。「Netflixの息子」の称号にふさわしく、彼の出演したNetflixオリジナル作品はどれもヒット作となっている。そんなソン・ガンが、日本で次世代の「韓流四天王」に入る日もそう遠くはないだろう。
■配信情報
『マイ・デーモン』
出演:ソン・ガン、キム・ユジョン、イ・サンイ
原作・制作:チェ・アイル、キム・ジャンハン、クォン・ダソム
(写真はSBS公式サイトより)