綾瀬はるか、『ぎぼむす』“FINAL”に気づかなかったことを告白　「寂しさを感じてます」

　 綾瀬はるか主演のドラマ『義母と娘のブルースFINAL2024年謹賀新年スペシャル』（TBS系）の制作発表会見が12月20日に都内で開かれ、主演の綾瀬をはじめ、竹野内豊、佐藤健、上白石萌歌、井之脇海が晴れ着姿で登壇した。

　2024年1月2日に放送となる本作は、主人公のキャリアウーマンが8歳の娘を持つ男性に突然プロポーズされ結婚、畑違いの家事やママ友の世界に足を踏み入れ、娘の母親になろうと一生懸命に奔走、家族と過ごす日々を描いた物語。2018年にオンエアとなった連続ドラマから、2020年、2022年の正月には連続ドラマのその後を描いたスペシャル版を放送し、今回3度目のお正月スペシャルで足掛け5年半の物語が完結となる。

　会見の冒頭、義母・亜希子を演じる綾瀬は、「亜希子さんとともに、自分の人生を一緒に寄り添って歩いてきた、そんな自分にとっても大きな役なので宝物のような作品です。ファイナルらしい、『ぎぼむす』らしい、優しくて温かくて、笑って泣ける作品になってると思います」とアピール。その娘・みゆきを演じる上白石は、「物語は大きく変わりましたけど、登場人物たちに流れるものは何も変わっていなくて、変わらないものって尊いなと改めて思った撮影期間でした。個人的に今までのシリーズの中で一番グッと来て、ポロリと泣ける素敵なファイナルになったと思います」と太鼓判を押す。

　綾瀬は今回でシリーズが完結することを知らずに台本を読んでいたようで、「知らずに読んでて、最後に『終わりなの……？』っていう。クランクアップでみんなが泣いていて、思い入れのある作品なので、 終わってからまた寂しさを感じてます」という綾瀬の天然エピソードに、会場には和やかな笑いが起きていた。

　ドラマシリーズでこの世を去り、天国から亜希子とみゆきを見守る宮本良一を演じる竹野内は、自身の役どころについて、「前回のスペシャルで、瓜二つの人物として参加しましたけれども、今回はおそらく私はナレーションしかないのかなと思ったりはしていたんですけれども……」とネタバレを気にしながらコメントをする。

　今回のファイナルでは、みゆきと黒田大樹の結婚式が描かれる。上白石と井之脇は『ぎぼむす』のほかに、2022年放送のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』などでも共演してきた間柄だ。

　「上白石さんと僕はずっと一緒に、2人で1つみたいな役でやってきて、5年半前の時とか別の作品の時もですけど、お互いまだ若くて、目の前の状況にいっぱいいっぱいのところがたくさんありました。よく2人で話すんですけど、一緒に戦ってきたよねって、分からないことに挑戦し続けてきた5年半だったんです。ファイナルの撮影で、上白石さんが自分から監督に意見を伝えたりしているのを隣で見ていて、立派な役者さんに成長したなって、僕もそれに感化されて、自分も負けないように頑張らなきゃなって思いました」と井之脇は上白石に俳優としての刺激を受けたことを明かす。それに上白石も、「きっとこれからも途切れることのないご縁だなって思っているので、これからも海くんにいいとこを見せられるように頑張りたいなと思ってます」と井之脇と一緒に笑い合っていた。