『ワンダフルデイズ』チャ・ウヌ×イ・ヒョヌは前世の悪縁!? 明かされた切なすぎる過去

『ワンダフルデイズ』チャ・ウヌの前世が判明

 U-NEXTで配信中の『ワンダフルデイズ』(英題:A Good Day To Be A Dog)が、アメリカで発行されている世界的な経済誌『Forbes』の「The 20 Best Korean Dramas Of 2023」に選ばれた。Forbes誌は本作を「パク・ギュヨンやチャ・ウヌ、小型犬をはじめ、このドラマの登場人物はみんな愛らしい」と高評価している(※)。『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』や『ムービング』などの世界的大ヒット作品と並んで、2023年の韓国ドラマ20選に選ばれた『ワンダフルデイズ』の魅力を第10話を中心にご紹介したい。

 本作は、キスをすると犬に変身する呪いをかけられた国語教師ハン・ヘナ(パク・ギュヨン)が、犬恐怖症の数学教師チン・ソウォン(チャ・ウヌ)にキスをしたことから始まるロマンチックラブコメディだ。

 第10話は、キスをすると犬に変身する一族の“呪いの発端”である、“前世の因縁”が中心のストーリー展開となった。ソウォンは、ヘナからもらった犬のキーホルダーを韓国史教師ボギョム(イ・ヒョヌ)から取り返すが、ボギョムが刀を突きつけてきたりと、彼の不穏な行動に不信感を抱く。

 ソウォンが去った後、教頭(ユ・スンモク)が「ソウォン先生はいい人です。ここまでする必要が?」とボギョムを諫めようとするのだが、ボギョムは「チョヨンの無念は晴らせてない」と哀しみと恨みのこもった眼差しで答える。教頭は続けて「そもそも山神は罰を与える存在ではなく、生命を見守って……」と話すが、ボギョムは「山を捨てたんだ。もう山神じゃない」と告げ去っていく。山の神様として生命を見守る存在だったはずのボギョムが、山を捨て山神じゃなくなった理由がここから明かされていく。

 ボギョムが山神だった頃、ヘナは身分の低い使用人マクスンとして、ソウォンは都の警備スヒョンとして、2人は前世でも愛し合っていた。ヘナが、前世でマクスンとして仕えていたのは、ガラム高校に転校生としてやってきたジア(キム・イギョン)の前世チョヨンだった。

 チョヨン(=ジア)は、山神であるボギョムを幼い頃より大切にしており、ボギョムもまたそんなチョヨンを大切に思っていた。成長したチョヨンは、謀反人となった夫の子供をお腹に宿しており、そのことが彼女の命を脅かすことになる。スヒョン(=ソウォン)は、謀反人の妻としてチョヨンの命を奪うよう命じられるが、マクスン(=ヘナ)とともにチョヨンを逃がすことに。チョヨンとマクスンは、山神の元で匿われて3カ月の時を過ごす。しかし、2人を逃がしたスヒョンは囚われの身になっていた。

 その後、スヒョンによってチョヨンの命が奪われたと信じる山神ボギョムが、現代まで恨みを抱えていることが明かされたが、真実なのだろうか。ボギョムが目にした光景は、血を流すチョヨンの姿だったが、それは本当にスヒョンの仕業なのか。ボギョムが駆け付けたときには、すでに事が終わっており、誤解が生じたように見える。

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