『うち弁』野間口徹は“最後のキーマン”? 平手友梨奈とは『響 -HIBIKI-』以来の再共演に

『うち弁』登場が待ち遠しい野間口徹

 杏を演じる平手と野間口の共演は、平手の初主演映画『響 -HIBIKI-』(2018年)以来となる。この映画で平手は15歳にして類まれな文才を持つ少女・響を演じた。野間口は、響が文学賞の一つである木蓮新人賞を受賞したことをきっかけに彼女を執拗に追いかける週刊誌記者・矢野を演じている。響は歯に衣着せぬ物言いをする上に冗談の通じない性格で自分の考えたことを思いとどまることなく実行するため、周囲とは衝突しやすい少女だった。まるで本作の杏のようである。つまり矢野は、本作に照らして考えると杏にウザがられる側の人間ということになる。平手と共演する野間口の役柄が映画と本作で正反対であることは、野間口が演じられる役の幅広さを物語るものと言えるだろう。平手はこの5年間に『ドラゴン桜』(TBS系)、『六本木クラス』(テレビ朝日系)と話題作に次々と出演し、キャリアを積み重ねてきた。久しぶりの共演となる本作で2人がどのような演技を見せてくれるのかに期待が高まる。

 さくらから「杏には弁護士の資格がない」と聞いた今日子は、杏に担当案件を与えず、様子を見ることに。さくらの言葉がどういう意味を持っているのかは謎だが、仕事に対していつも意欲的な杏にとっては辛い状況だろう。しかも蔵前は、どうやら「私は、あなたがいなくても大丈夫ですから」と杏から言われ、香澄法律事務所を辞めてしまったようだ。くらあんコンビの活躍が楽しみなのに、どうしてこうもふたりはすれ違ってしまうのだろう。椿原の登場を前に心配事が多すぎる。

■放送情報
『うちの弁護士は手がかかる』
フジテレビ系にて、毎週金曜21:00〜21:58放送
出演:ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘、安達祐実、村川絵梨、松尾諭、大倉孝二、酒向芳、戸田恵子、江口のりこほか
脚本:服部隆、おかざきさとこ、西垣匡基
演出:瑠東東一郎、相沢秀幸
プロデュース:金城綾香
主題歌:ザ・ローリング・ストーンズ「アングリー」(ユニバーサル ミュージック)
制作:フジテレビ ドラマ・映画制作部
制作著作:フジテレビジョン
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/uchiben_kin9/
公式X(旧Twitter):@uchiben_kin9_cx
公式Instagram:@uchiben_kin9_cx

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