相葉雅紀が明かす、世間のイメージとのギャップ 深澤辰哉との空き時間の過ごし方も
相葉雅紀がサラリーマンとヒットマン、二重生活を送る金曜ナイトドラマ『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)。
食品メーカーで働く平凡なサラリーマンだった稲葉十吉(相葉雅紀)は、ひょんなことから伝説の殺し屋“二丁”(滝藤賢一)の名を継ぐことに。妻の美沙子(本仮屋ユイカ)や息子を守るために二重生活を送る十吉は、二丁の元恋人・ちなつ(山本舞香)や裏社会からの刺客に振り回されながら、大きなうねりに飲み込まれていく。
リアルサウンド映画部では、十吉を演じる相葉雅紀にインタビューを実施。台本を読んだ感想や、本作で初挑戦したガンアクションの感想を聞いた。
“Wヒロイン”山本舞香&本仮屋ユイカの印象
――初めに本作のオファーを受けた際、どのような感想を持ちましたか?
相葉雅紀(以下、相葉):設定も面白いし、巻き込まれていく主人公のドタバタ劇も面白いです。好きなタイプの話ですね。
――オークラさんの脚本について聞かせてください。
相葉:原作マンガのいろいろな話から、エッセンスを少しずつ取り入れて1つのエピソードにしているので見応えがあります。ドラマでは人を殺めることへの葛藤をより強く、重く描いているように思います。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか?
相葉:以前、木村ひさし監督が『ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶんHAPPY』という嵐の映画を撮ってくれたご縁もありますし、現場は和気あいあいとしていますね。家族のシーンの撮影では、空いている時間に家族役の3人でトランプの神経衰弱やジェンガをしてコミュニケーションを取っています。
――ヒロイン役の山本舞香さんとは初共演ですね。
相葉:すごくオーラのある子です。独特のオーラを持つ魅力的な女優さんですね。
――十吉の妻役の本仮屋ユイカさんは?
相葉:本仮屋さんは十吉にとって“ファミリー”なので、空いている時間も距離を縮めるためにコミュニケーションをとってくれています。そういうところがプロフェッショナルだなと思います。
――部下役の深澤辰哉さん(Snow Man)はいかがでしょう?
相葉:深澤くんも僕は初共演です。今まであまり接点がなかったので、一緒にやれることが嬉しいですね。木村監督は古めのギャグが大好きですが、僕と深澤くんにはまるでわからなくて。だから、空き時間で一緒にYouTubeを見て、すり合わせをしていました。
――役柄についても聞かせてください。十吉は二面性がある役ですが、そこはどう演じていますか?
相葉:二面性があるように見えますが、十吉としては一本の筋が通っています。自分の家族が殺されてしまうから裏の世界で人を殺さなくてはいけない。そんなふうに極限まで追い込まれている状態なので、二面性を考えながら演じているわけではありません。
――十吉の魅力はどんなところにあると思いますか?
相葉:家族思いなところです。けど、表の仕事とヒットマンを両立させる中で、家族から誤解をされてしまいなかなかその思いが伝わらりません。感情の起伏も激しいですよね(笑)。その激しさが今までやった役とは違うので新鮮です。楽しく演じさせてもらっています。
――衣装合わせをしてみて、どのように感じましたか?
相葉:最初に漫画のビジュアルにどこまで寄せるのかという問題がありました。やはりオールバックで撮りたいという制作サイドの意見もあり、監督からも「そうだね」ということで、今のヘアスタイルになっています。革ジャンにサングラスというところもマンガに忠実な衣装だと思います。めちゃくちゃ細かい話ですが、衣装合わせのときにVネックか丸ネックかですごく悩みました(笑)。結局Vになりましたが、すごく細部まで悩んでいる。それくらい細部まで考えてやっています。