朝ドラ『ブギウギ』のラインダンスに鳥肌 蒼井優&翼和希が体現したトップとしての覚悟
『ブギウギ』(NHK総合)第18話で、団員たちの要求が全面的に受け入れられ、ストライキは幕を閉じた。梅丸少女歌劇団(USK)の団員たちが喜びを分かち合うのも束の間、音楽部長の林(橋本じゅん)が「稽古前に、ちょっとみんなに話がある」と深刻な雰囲気を醸し出す。
「大和と橘が、本日付けで梅丸をやめることになった」
大和(蒼井優)と橘(翼和希)がストライキの責任を取ってやめるという突然の知らせに団員たちはどよめく。大和が言っていたように、ストライキはお客様にも迷惑をかけ、会社にも大きな損害を与えるものだ。混乱する団員に、橘は「誰かが責任取らなあかんのや」と言い切った。大和の落ち着いた佇まいや、教育係として接する時と同じ凛とした様子で団員たちと向き合う橘の姿から、2人が覚悟を決めていることは十分伝わってくる。
それでも団員たちは戸惑いを隠しきれない。特にスズ子(趣里)は取り乱した。大和は「みんなで団結したことを忘れずに、新しい梅丸を作ってほしい」と団員たちに思いを託すも、スズ子は大和と橘の退団を受け入れることができず、「ストライキなんか、せん方がよかったわ! こんなとこ……梅丸なんか、なくなってまえばええわ!」と言ってしまう。そんなスズ子を橘が一喝する。
「何、甘ったれたこと言うとんのや! 礼子がやめる代わりに会社は条件をのむんや。礼子はあんたら守るためにやめるんや。梅丸守るためにやめるんや!」