役所広司がトイレを清掃してまわる様子が 『PERFECT DAYS』日本版予告&ポスター公開
12月22日に公開される役所広司主演映画『PERFECT DAYS』の日本版30秒予告編と日本版ポスタービジュアルが公開された。
『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など数々の作品を手がけてきたヴィム・ヴェンダース監督が長年リスペクトしてやまない役所を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた本作。第76回カンヌ国際映画祭では主演の役所が最優秀男優賞を受賞した。
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事が起きる。それが男の過去を小さく揺らした。
主演の役所のほか、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和らがキャストに名を連ねる。
公開された日本版30秒予告編は、役所演じる平山が読書をしているシーンから始まる。いつものルーティーンをすませた平山が、「この世界は、ほんとはたくさんの世界がある。つながっているようにみえても、つながっていない世界がある」というナレーションとルー・リードの楽曲「PERFECT DAY」とともに、いくつもの風変わりなトイレを清掃してまわる様子が映し出されている。
日本版ポスタービジュアルでは、平山が薄い布団に寝そべり、小さなあかりで文庫本を読んでいる場面が切り取られている。その平山の頭上からは木漏れ日がさし込んでおり、本作のタイトルが配置されている。
アジア太平洋映画祭において作品賞と最優秀俳優賞に役所がノミネートされている本作。第36回東京国際映画祭のオープニング作品としてアジアプレミアが予定されており、世界80国での配給も決定している。また、10月23日より開催される第36回東京国際映画祭の審査委員長としてヴェンダース監督が来日することを記念して、10月24日より特別先行上映も行われる。
■上映情報
『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース監督来日記念 先行上映
上映期間:10月24日(火)〜10月30 日(月)
上映劇場:TOHOシネマズ 日比谷
※チケット販売情報などについては劇場サイトにて
■公開情報
『PERFECT DAYS』
12月22日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
10月24日(火)より特別先行上映
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース、 高崎卓馬
製作:柳井康治
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和
製作:MASTER MIND
配給:ビターズ・エンド
2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/スタンダード/124分
©︎2023 MASTER MIND Ltd.
公式サイト:perfectdays-movie.jp