ヴィム・ヴェンダース×役所広司『PERFECT DAYS』に柄本時生ら出演 ポスター&場面写真も
ヴィム・ヴェンダースが監督を務める役所広司主演映画『PERFECT DAYS』のメインキャストが発表され、あわせて場面写真とティザーポスタービジュアルが公開された。
『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』などを手がけてきたヴェンダース監督が、日本の公共トイレのなかに「small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)」を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを紡ぐ本作。東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描く物語で、フランス現地時間5月16日から開催される第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品される。
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山(役所広司)。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。毎日はつねに新鮮な小さな歓びに満ちていた。まるで風に揺れる木のような人生である。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。自分を重ねているのかもしれない。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去にすこしづつ光をあてていく。
主人公・平山を演じるのは、ヴェンダース監督が長年リスペクトしてやまないという役所。さらに、平山のもとに突然訪れる姪役を新人の中野有紗、その母であり平山の妹役を麻生祐未、平山と奇妙なつながりをもつホームレスを田中泯が演じる。また、同僚の清掃員を柄本時生、そのガールフレンドをアオイヤマダ、平山が休日に訪れる居酒屋のママを石川さゆり、その元夫を三浦友和がそれぞれ演じる。
あわせて公開されたティザーポスタービジュアルは、平山の日々をあらゆるものと等しく温かく包む“木漏れ日”をデザインしている。
■公開情報
『PERFECT DAYS』
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和ほか
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬
製作:柳井康治
エグゼクティブ・プロデューサー:役所広司
プロデュース:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬、國枝礼子、矢花宏太、ケイコ・オリビア・トミナガ、大桑仁、小林祐介
撮影:フランツ・ラスティグ
インスタレーション:ドナータ・ヴェンダース
編集:トニ・フロシュハマー
美術:桑島十和子
キャスティング・ディレクター:元川益暢
ロケーション:高橋亨
スタイリング:伊賀大介
ヘアメイク:勇見勝彦
日本配給:未定
プロダクション:Wenders Images Wenders Foundation Spoon
124分/日本/原題:PERFECT DAYS
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