FBI捜査官による尋問を完全再現 シドニー・スウィーニー主演『リアリティ』予告編公開
11月18日に公開されるシドニー・スウィーニー主演映画『リアリティ』の予告編が公開された。
本作は、トランプ政権を揺るがす疑惑をリークし、“第2のスノーデン”と呼ばれた女性の実際のFBI尋問音声記録を完全再現した映画。
2017年アメリカ。国家安全保障局(NSA)契約社員のリアリティ・ウィナーが買い物から帰宅すると、見知らぬ2人の男性に声をかけられる。笑顔を向け自らFBI捜査官だと名乗る彼らは、ある事件に関する捜査を行っていると告げる。「引っ越してどのくらい?」「ペットはいる?」など、気さくで穏やかな口調のまま何気ない質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々に不穏な空気を帯びはじめ、ある衝撃の真相へと切り込んでいく。
監督を務めたのは、米演劇シーンにおいて“超新星”と評される劇作家であり、今作が映画監督デビューとなったティナ・サッター。実際のFBI尋問録音記録を、ほぼリアルタイムで何気ない会話や息遣い、咳払いひとつに至るまで完全再現した。
主演を務めるスウィーニーは、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』『ユーフォリア/EUPHORIA』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などの作品に立て続けに出演。エミー賞ノミネート経験も持ち、次回作には、『スパイダーマン』のスピンオフで2024年全米公開予定の『マダム・ウェブ(原題)』が決定している。
公開された予告編は、感情をなんとか抑え込むようにじっと一点を見つめる主人公リアリティに、FBI捜査官がなだめるような口調で語りかけるシーンから幕を開ける。実際のFBI尋問記録をなぞって「やあ、調子は?」という軽い挨拶までもが再現され、彼らの一見FBI捜査官とは思えないラフな服装や親身な振る舞いに、始めは愛想笑いを浮かべ余裕すら見せるリアリティだが、そんな彼女を見据えるFBI捜査官の視線は既に“事件の容疑者”に向けられるものになっていることが垣間見える。
■公開情報
『リアリティ』
11月18日(土)シアター・イメージフォーラム、シネ・リーブル池袋ほかロードショー
監督:ティナ・サッター
脚本:ティナ・サッター、ジェームズ・ポール・ダラス
出演:シドニー・スウィーニー、ジョシュ・ハミルトン、マーチャント・デイヴィス
配給:トランスフォーマー
2023年/アメリカ/英語/82分/ビスタ/カラー/5.1ch/G/日本語字幕:額賀深雪
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