実際のFBI尋問音声記録を完全再現 シドニー・スウィーニー主演『リアリティ』11月18日公開
トランプ政権最大の疑惑を暴いた“第2のスノーデン事件”として知られる“リアリティ・ウィナー事件”を映画化した『Reality(原題)』が、『リアリティ』の邦題で11月18日より、シアター・イメージフォーラム、シネ・リーブル池袋ほかにて全国公開されることが決定した。
第73回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品された本作は、アメリカ国家機密リーク事件で世界中を騒然とさせた女性のFBI尋問音声記録を、何気ない会話や息遣い、咳払いひとつに至るまで“一言一句”完全再現した心理スリラー。劇作家で本作が監督デビュー作となったティナ・サッターは、事件の尋問記録について「すでにスリラーが完成されていた。リアリティ・ウィナーとは何者なのかということに完全に夢中になった」と語っている。
2017年、アメリカ。リアリティが買い物から帰宅すると、見知らぬ2人の男性に声をかけられる。笑顔を向け自らFBI捜査官だと名乗る彼らは、ある事件に関する捜査を行っていると告げる。「引っ越してどのくらい?」「ペットはいる?」と気さくで穏やかな口調のまま何気ない質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々に不穏な空気を帯びはじめ、ある衝撃の真相へと切り込んでいく。
主人公リアリティを演じたのは、ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA」や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などのシドニー・スウィーニー。『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』のジョシュ・ハミルトン、『オレたちの聖戦』のマーチャント・デイヴィスらが共演に名を連ねた。
あわせて特報映像とポスタービジュアルも公開。特報映像では、リーク発覚当時の実際のニュース音声が差し込まれ、FBI捜査官によって家宅捜索をされリアリティの様子が映し出されている。
公開されたポスタービジュアルには、リアリティの表情に黒塗りされたFBI機密文書が浮かび上がり、背後に黒い人影が佇んでいる様子が切り取られている。そして、「正義感は、悪なのか」のキャッチコピーが配置された。
また、リアリティの人生は、アカデミー賞受賞作『コーダ あいのうた』のエミリア・ジョーンズ主演で、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の脚本家スザンナ・フォーゲルが監督を務める『Winner(原題)』で伝記映画化されることも決定している。
■公開情報
『リアリティ』
11月18日(土)より、シアター・イメージフォーラム、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
監督:ティナ・サッター
脚本:ティナ・サッター、ジェームズ・ポール・ダラス
出演:シドニー・スウィーニー、ジョシュ・ハミルトン、マーチャント・デイヴィス
配給:トランスフォーマー
2023年/アメリカ/英語/82分/ビスタ/カラー/5.1ch/G/原題:Reality/日本語字幕:額賀深雪
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