出口夏希×櫻井海音、『アオハライド 』ドラマ化への思い それぞれの“アオハル”体験も
咲坂伊緒原作の青春ラブストーリー連続ドラマW-30『アオハライド Season1』が、9月22日よりWOWOWにて放送・配信される。これまでに映画化もアニメ化もされている本作だが、連続ドラマ化は今回が初となる。リアルサウンド映画部では、W主演を務める出口夏希と櫻井海音にインタビュー。実年齢よりも若い中学生・高校生時代を演じて感じたこと、ふたりの“アオハル”エピソードなどをたっぷりと語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
10年以上愛されている『アオハライド』ドラマ化への思い
――『アオハライド』はこれまでに映画化、アニメ化されており、原作の人気も高い作品です。演じる上でプレッシャーはありましたか?
出口夏希(以下、出口):もともと原作を読んでいたので、嬉しい気持ちの方が大きかったです。ただ、ワクワクしたのは出演を聞いたその日だけで、あとから「私に(吉岡)双葉ができるのか」とか「原作ファンの人をがっかりさせないか」心配になりました。
櫻井海音(以下、櫻井):僕はワクワクした気持ちの方が大きかったです。たしかに自分が学生時代にアニメをやっていた作品の(馬渕)洸を演じられるのは、すごく嬉しい一方、プレッシャーもありました。ただ、同世代のキャストが多かったこともあり、みんなで『アオハライド』をどう作り上げていけるか楽しみだなという気持ちが大きかったです。
――中学生らしさ、高校生らしさを出すために意識していたこと、スイッチとなったことはありますか?
出口:未だに高校生役や中学生役を演じることが多いので、まだ同じ世代だと思っています(笑)。ただ、今回の場合は、中学と高校で双葉の印象がかなり違ったので、そこは忠実に再現できるよう意識しました。
櫻井:制服を着ると自然とスイッチが入りました。ただ、学生時代、ずっと私服の学校だったこともあり、見慣れなくて。制服を着た時に「あんまり似合わないな」と思ってしまいました。
――役作りはどのように進めましたか?
出口:監督と最後の最後まで、細かくすり合わせしました。もともと原作の漫画、映画、アニメ、小説を読んでいたこともあり、双葉像が出来上がっていたのですが、それを演じる時にどうしたらいいかというところが迷うポイントでした。漫画だから成立することでも、実際にやってみると違和感もあったので、そういうところは細かく話しました。
櫻井:僕は原作の電子書籍をスマートフォンにダウンロードしていました。撮影の合間で、原作では洸がどういう表情をしているか見るようにして。それを踏まえた上で監督に「このシーンは原作でこうなってますけど、どうしますか」と話しました。そういう作業が大好きなので、楽しかったですね。すごくやりがいがありました。
アオハル感満載の現場
――ご自身と演じた役とで似ているところ、似てないところはありますか?。
出口:活発な感じは普段の自分と似ているかなって。逆に何事にも一生懸命な感じは、「うらやましいな」と思いました。前に進んでいく感じがかっこいいなって。
櫻井:洸って、少し女々しい部分があると思うのですが、そこはちょっと似ているかもしれないと思いました。逆に伝える時には真っ直ぐ伝えるカッコよさには憧れますね。そういう人でありたいなと。
――お互いに「こういうところも似ているんじゃない?」と思うところはありますか?
出口:櫻井さんは、撮影している時の雰囲気がすごく洸でした。普段の櫻井さんというより、現場にいた櫻井さんは洸だなと思います。
櫻井:今日、メイクをしていたら、出口さんの高らかな笑い声が聞こえてきたんです。そのときに「あ、双葉だ」って思いましたね。一緒に撮影してきたからっていうのもありますけど、双葉が持っているエネルギーと、出口さんが似ているなと思います。