『らんまん』南方熊楠の「神狩り」への憤りに徳永は苦い顔 早川の再登場が吉をもたらすか

『らんまん』早川の再登場が吉をもたらすか

 南方は植物学教室にも手紙を送っていた。徳永(田中哲司)が広げた手紙からはとてつもない熱量が感じられる。だが、徳永は神社合祀令を「神狩り」だと断じる南方に苦々しい顔を浮かべる。万太郎は徳永からこう告げられた。

「深入りするんじゃない」

 (左)細田晃助役・渋谷謙人、(中央)槙野万太郎役・神木隆之介

 凶兆とも思えるような不穏さが漂う第118話だったが、吉兆を感じさせる場面もあった。相島(森岡龍)が打ち合わせのため、店を丸ごと貸し切りたいと寿恵子に申し出た。相島と打ち合わせを行う代理人は土佐出身の「早川」という人物だ。早川といえば、万太郎が自由民権運動で知り合った早川逸馬(宮野真守)の姿が思い浮かぶ。万太郎をかばい、厳しい取り調べを受けた後の安否が分かっていない人物なだけに、再登場への期待が高まる。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『らんまん』【全130回(全26週)】
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:神木隆之介、浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣ほか
作:長田育恵
語り:宮﨑あおい
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん
制作統括:松川博敬
プロデューサー:板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
演出:渡邊良雄、津田温子、深川貴志ほか
写真提供=NHK

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