『最高の教師』相楽がラストに波乱を起こす? “かわいい”から“畏怖”へ変貌した加藤清史郎
そんな加藤の雰囲気は、六角洸介役で出演した『競争の番人』(2022年/フジテレビ系)のように、ピリッとした空気感の中で、ベテランの俳優たちに囲まれても存在感を失うことはない。本作は加藤と同年代の俳優が多くいる学園ドラマだが、和気あいあいとするどころか常に不穏である。そこが加藤の魅力を引き出すことに繋がっており、フッとこぼした笑いでさえも周りの人間に畏怖を与えることになっているのではないだろうか。
まだ良からぬことを考えていそうな相楽だが、様子が変わっていくクラスの仲間たちに心が動いていないわけではないようだ。特に、いじめていたことを謝ったが受け入れてもらえなかった鵜久森の死に関してはなにか心に引っかかるようなことがあるようで、重い口を開き始める。
でも相楽が九条の味方になるかどうかは分からない。なぜならドラマの中の時期は10月。九条が“運命の日”を迎えるのには時間があるのだ。この先、もう一波乱、いや二波乱くらいあってもおかしくはない。もちろん、相楽が改心したならば喜ばしいことだが、まだ彼の「楽しいゲーム」の最中である可能性は捨てきれない。
いずれにせよ今後の展開のキーマンであることは間違いない相楽。その動向が気になるところだ。相楽の変化にあわせて加藤の演技がどう変化していくかも楽しみにしていきたい。
■放送情報
新土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00〜放送
出演:松岡茉優、芦田愛菜、奥平大兼、加藤清史郎、當真あみ、茅島みずき、山時聡真、本田仁美(AKB48)、窪塚愛流、福崎那由他、田牧そら、山下幸輝、寺本莉緒、萩原護、詩羽、田中美久(HKT48)、浅野竣哉、丈太郎、柿原りんか、橘優輝、莉子、田鍋梨々花、夏生大湖、藤嶋花音、岩瀬洋志、阪本颯希、岡井みおん、藤﨑ゆみあ、のせりん、川本光貴、白倉碧空、細田善彦、長井短、サーヤ(ラランド)、吉田羊、犬飼貴丈、荒川良々、松下洸平
演出:鈴木勇馬
プロデューサー:福井雄太、鈴木努、秋元孝之
チーフプロデューサー:田中宏史
主題歌:菅田将暉「ユアーズ」
制作協力:オフィスクレッシェンド
製作著作:日本テレビ
©日本テレビ
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