『CODE-願いの代償-』七海の殺害は明日香と八重樫の共犯? CODEに隠れた真実を考察
三輪親子のエピソードに考察のヒント?
気になるのは、七海が亡くなったのは妊娠中ということ。三輪円(松下奈緒)の息子・芯が何度も狙われているが、黒幕は子どもに対して怨念などがあるのだろうか。三輪を抹殺したいなら直接狙うだろうし、何か三輪を苦しめたい復讐心が真犯人にはあるはず。とはいえプレイヤーを監視するCODEのモニターでもあるので、誰かに恨まれて当然でもある。根本的にこの親子にここまで時間を割く意義がよく分からないので、ここに何か最後のヒントがあるのだろうか。
導かれる2つの相反する真実の可能性
あくまでも極論だが、この物語の真実には全く正反対の2つの可能性がある。1つはAIの暴走。『ターミネーター』など様々な作品で描かれてきた、AIが学習し、自分たちの不都合なものは排除し、人類の敵となっていく。市川はAIと戦っているという考えだ。市川は二宮に「誰が七海を殺したか一生わからない」という発言をしていたが、人じゃなくAIが犯人だったら二宮には思いつかないだろう。
『CODE』最終回直前で明らかになった市川の本当の狙い 黒幕は生き残りの八重樫?
ランリー社社長、市川省吾の真の目的が明らかになった。市川にとってCODEは、総務省と共に進行していたリスクの高い「プロフェット」…
もう1つは超アナログ説。ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)で、AIが顧客のリクエストに沿った花を提案する新規事業が、実はオペレーターがアナログで答えているものだった。CODEも実は誰かの手作業によって犯罪の指示を出していたのではないか。そうでないと、知事の襲撃など、全てにおいてまるで『デスノート』のようにタイミングが良すぎる。そう考えると、やはり計画を成功させたい市川が黒幕で、秘書が必死になって指示を出していたのか。もはや、この2つの可能性が入り乱れた問題となっているのではないだろうか。
もし、市川が本当にCODEを潰したいという善意での行動なら、二宮と椎名(染谷将太)が市川を追求する行動は、プロフェット計画を阻止し、さらにCODEを野放しにする結果となる。果たしてどういう結末を迎えるのだろうか。
■放送情報
『CODE-願いの代償-』
読売テレビ・日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:坂口健太郎、染谷将太、松下奈緒、堀田真由、玉山鉄二、三浦貴大、鈴木浩介、臼田あさ美、青柳翔、黒羽麻璃央、兵頭功海、竹財輝之助
脚本:酒井雅秋、 山田能龍
演出:森淳一、木村ひさし
音楽:菅野祐悟
原作:台湾ドラマ『浮士德遊戲(英題:CODE)』(2016年)、『浮士德遊戲2(英題:CODE2)』(2019年)
チーフプロデューサー:岡本浩一(ytv)
プロデューサー:中間利彦(ytv)、阿部豪(ロボット)、真壁幸紀(ロボット)
制作協力:ロボット
制作著作:読売テレビ
©︎読売テレビ
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