『らんまん』第21週「ノジギク」を振り返る 田邊が遺したもの、寿恵子とみえの再会

『らんまん』第21週を振り返る

 毎週月曜日から金曜日に放送されているNHK連続テレビ小説『らんまん』(土曜日は1週間の振り返り)。第101話から第105話までの第21週「ノジギク」を振り返る。

 第101話では、月日が経ち、槙野家は千歳が7歳、百喜が5歳、末っ子の大喜も2歳となり5人家族となっていた。しかし、万太郎(神木隆之介)の図鑑は未だ版元が見つからず、生活は苦しい日々。寿恵子(浜辺美波)は意を決して『南総里見八犬伝』全巻の質入れを決める。寿恵子は訪れた質屋で「田邊博士遊泳中に溺死」という衝撃的な新聞の見出しを目にする。

 第102話では、田邊の死を受け止めきれない万太郎のもとに、田邊の妻・聡子(中田青渚)が遺言を伝えにやってくる。田邊が蔵書を万太郎に譲ろうとしていたこと、そして植物学の未来を託したこと。万太郎をその思いを受け止め全国を回ることを決意する。

 第103話では、財政難に悩む寿恵子が叔母・みえ(宮澤エマ)に会いに行く。みえは高藤(伊礼彼方)ではなく万太郎を選び、お金に困っている寿恵子に辛辣な言葉を浴びせるものの、それも寿恵子を大切に思っているからこそ。みえは寿恵子にお金を貸す代わりに、料亭で仲居として働くよう伝える。

 第104話では、寿恵子は新橋の料亭「巳佐登」で働き始め、政財界の大物・岩崎弥之助(皆川猿時)と出会う。一方、万太郎は家に『南総里見八犬伝』がないこと、財政が苦しいことを知る。

 第105話では、岩崎による“菊くらべ”が開催される。みえや菊千代(華優希)らが持ち寄った華やかなキクが並ぶ中、最後に寿恵子が差し出したのは白くて小さな「ノジギク」。寿恵子は花の魅力を堂々と語り出す。その言葉は岩崎の胸に響く。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『らんまん』【全130回(全26週)】 
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:神木隆之介、浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣ほか
作:長田育恵
語り:宮﨑あおい
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん
制作統括:松川博敬
プロデューサー:板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
演出:渡邊良雄、津田温子、深川貴志ほか
写真提供=NHK

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