『こっち向いてよ向井くん』赤楚衛二の心が大きく揺れる 生田絵梨花との再会は吉と出るか

『こっち向いてよ向井くん』赤楚衛二の心

 恋愛迷子の向井くん(赤楚衛二)が「結婚」について考える。『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)第4話では、結婚を前提にチカ(藤間爽子)と付き合うことで、向井くんに新たな悩みが。付き合えたからといって幸せばかりとは限らない。向井くんの心は大きく揺れ動くのだった。

 チカとブライダルフェアに行った向井くんは、幸せな結婚を思い描き始めていた。だがそんなふわふわとした気分も束の間、チカは向井くんよりも現実的に結婚のことを考えていた。デートを重ねるも、チカは家を買うのか賃貸にするか、実家のこと、子どものことなど結婚から逆算するような話題ばかり。付き合いたてのドキドキするような恋愛とは違う関係に、次第に気持ちのズレを感じ始める向井くんだった。同じ頃、麻美(藤原さくら)と元気(岡山天音)の溝は埋まらず、麻美は「結婚をやめよう」と言い出す。また、洸稀(波瑠)は環田(市原隼人)と“大人の恋愛”をしており、向井くんはそんな洸稀のこともうまく理解できずにいた……。

 先週に引き続き、様々な結婚観が描かれる。麻美は、許せないたった一つのことを「元気がそのノイズに気がついていないこと」と話し、元気が当たり前のように「夫」「世帯主」「大黒柱」などステレオタイプな価値観のプレッシャーを受けてしまっている状態にモヤモヤしている様子。さらに麻美は、結婚したことが原因で自分のことさえ好きになれなくなってしまったようにも見える。元気が麻美の気持ちをまだわかってあげられていないことも含め、結婚に関する価値観をすり合わせるのは容易なことではなさそうだ。

 向井くんもチカの結婚への勢いに圧倒されてしまっている。チカがあまりにも将来の話ばかりするため、つい「やめませんか、そういうの」と強い言い方をしてしまった。だがこれをきっかけに、2人は本心で話すことに。チカが結婚にこだわるのは、子どもを授かるのに年齢的なリミットがあったから。そんなチカも、今は人生の選択肢を広げる方法を模索していた。出会っていたタイミングが違えば、この2人は自然と素敵な恋愛関係になれたかもしれない。海辺でチカに笑顔を向ける向井くんを見ていると、もしかしたら時間をかけて向き合えば乗り越えられる問題だったのではないかと思えてくる。

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