綱啓永、『ばらかもん』の舞台になった五島を満喫 子どもたちと仲良くなったきっかけは?

綱啓永、『ばらかもん』の舞台・五島を満喫

 シリーズ累計1000万部超え、2014年にはアニメ化もされた人気コミックを、杉野遥亮主演でドラマ化した『ばらかもん』(フジテレビ系)が7月12日よりスタートした。本作は、日本一美しい海を擁するとも言われる長崎・五島列島を舞台に、孤高に生きてきた都会育ちの書道家・半田清舟(杉野遥亮)と島民たちの交流を描くハートフル“島”コメディだ。

 島でゆっくり一人静かな時間を過ごせるかと思いきや、自由奔放な島民たちとの人付き合いや慣れない田舎での暮らしに翻弄される清舟。彼のお世話係に任命されるのが、高校3年生の木戸浩志(綱啓永)である。

 学校の成績はオール3で“ミスター平凡”と言われながらも、料理から子どもたちの世話まで何でもそつなくこなす。そんな浩志を演じる綱啓永が、自身の役柄や五島列島の魅力について語った。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

俳優業の魅力は“出会いが無限にあること”

ばらかもん

――無事にクランクインされたとのことですが、今の心境をお聞かせください。

綱啓永(以下:綱):やっと始まったなと。クランクインしてから本格的に撮影が始まるまでは、毎日観光していました。

――観光は満喫できましたか?

綱:めちゃめちゃ満喫しましたね。宿泊しているホテルの支配人と仲良くなって、ほぼ全域を回ったので、五島についてはキャストの中で誰よりも詳しくなりました。今ならどこでも案内できます、いつでも任せてくださいって感じです!

――そんな綱さんが思う五島の魅力は?

綱:食べ物はもちろん、お酒も美味しいんですよ。僕はお酒があまり強くないんですが、島の方に「これなら飲めると思うよ」って焼酎を勧めてもらって飲んでみたら、それがすごく美味しくて、初めてグラス一杯焼酎を飲み切れました。あとはとにかく人。どこに行っても良い人ばかりで、無料で入れる足湯に行ってタオルを忘れた時も、隣にいらっしゃったご夫婦が親切にタオルを貸してくださったり、皆さんドラマの撮影中なのを知っているので会う方会う方、「頑張ってください!」と声をかけてくださって嬉しかったです。心が洗われました。

――食べ物では何が美味しかったですか?

綱:五島牛のステーキが革命的に美味しかったです。五島で唯一のステーキ屋さんに行ってお肉を食べたんですが、その日はヒレ肉がなくてサーロインをいただいたんです。それもすごく美味しかったんですが、数日後にまた伺ったら、なんと僕のためにヒレ肉を取って置いてくださったんです! そのお心遣いも温かいし、めちゃくちゃ美味しかったですね。

――本作は、主人公の清舟が環境の変化や人との出会いをきっかけに成長していく物語ですが、綱さん自身、五島に行ってみて何か変わったことはありますか?

綱:このお仕事をさせていただいて一番いいなって思うのが、やっぱり出会いが無限にあること。僕は人が好きなので、それを一つのモチベーションにしてやってきたんですが、五島でもいろんな方に出会って、お話しさせていただく中で「自分のこういうところを変えた方がいいな」とか「僕も頑張らなきゃな」とすごく思いました。

ばらかもん

――本作はアニメ化もされた大人気漫画が原作になっていますが、原作を読んだ感想をお聞かせください。

綱:一言で表すなら、あたたかい作品だなと。その鍵を握っているのが子どもたちなのかなと思います。漫画でもアニメでも子どもたちが登場するたびに癒されますし、ドラマの撮影でもやっぱり子どもたちがいるだけで現場の雰囲気があたたかくなるんですよね。しっかりやるときはやって、たまに言うこと聞かずどこかに行っちゃうんですけど、それすらも愛おしくて(笑)。みんなでやる餅拾いのシーンがすごく楽しみです!

――原作がある作品に出演される上で、プレッシャーはありますか?

綱:ありますね。ありますけど、僕が全力で挑めばちゃんと結果はついてくるんじゃないかと思うのでとにかく頑張りたいです。ただ、アニメを観て声優さんの声質を真似してみようとしたんですが無理でした(笑)。なのでそこは自分の声で、自分の良さを出していこうと思います。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる