『星降る夜に』がBlu-ray&DVD-BOXとして帰ってくる! 元気づけられる特典映像も必見
「100本に2本あるかないか」の奇跡的な作品
本作は「恋愛ドラマの名手」と呼ばれる脚本家・大石静によるオリジナルストーリーだった。コミカルなやりとりから、思わずときめくロマンチックなシーン、そしてゾッとするような憎しみから、すべてを解き放ってくれる大きな愛……と、清濁併せ呑む懐の深い物語に胸を熱くした1クール。
さらに、演出を手掛けたのは映画『神様のカルテ』などで知られる深川栄洋に、『民王』(テレビ朝日系)、『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で手腕を発揮した山本大輔。また劇中音楽は『アンナチュラル』(TBS系)、『MIU404』(TBS系)を手掛けた得田真裕が担当するなど、ヒットメーカーが集結した。
なかでも音楽は、幅広いテイストのシーンを切り替えるのに重要な要素だったと改めて感じた。サビの部分を聞けば、すぐに鈴と一星の姿が思い浮かぶ主題歌の「星月夜」は、Toru(ONE OK ROCK)がプロデュースして由薫が歌ったもの。そして、挿入歌として光ったのがNCTのドヨンによる「Cry」だった。切なさや愛しさが溢れるシーンを彩り、ドラマの世界へとどっぷり浸らせてくれた陰の立役者と言える。
そんな本作について一星が勤める遺品整理会社の社長・千明を演じた水野美紀は、クランクアップの挨拶で「本も面白いし、スタッフ、キャスト、演出も全て最高の現場って100本に2本くらいしかない」と話し、「本当にもしかしたら私は多分死ぬまでに1本あるかないかくらいの感じなんです。本当にこんな最高の現場は」と続けた。
演じる側も、そしてもちろん観る側の私たちにとっても満足度の高かった作品だということを再認識させられた。しかし、出会えた楽しい瞬間も、別れの悲しい時間も同じように過ぎていくのが人生。〈きっとcry 泣き笑い時が過ぎてく 見つめ合うこの時に 惹かれ合うこのGravity かけがえのない奇跡描くよ〉と「Cry」の歌詞が頭をよぎるようだ。
また一生懸命に生きていけば、きっとこんな奇跡のような作品に出会えるはず。そう願いながら、また日々を紡いでいこう。本編映像のみならず特典映像からもにじみ出るやさしさ、楽しい雰囲気に、また元気づけられたように感じた。
■リリース情報
『星降る夜に』
7月12日(水)Blu-ray&DVD-BOX発売
【Blu-ray BOX】
価格:29,645円(税込)
品番:TCBD-1426
仕様:2023年/日本/カラー/本編412分+特典119分/16:9 1920×1080i Full High Definition/1層/音声:リニアPCM(ステレオ)/バリアフリー日本語音声ガイド(本編のみ)/日本語字幕(本編のみ)/全9話/5枚組(本編Disc4枚+特典Disc1枚)
【DVD-BOX】
価格:24,200円(税込)
品番:TCED-6966
仕様:2023年/日本/カラー/本編412分+特典119分/16:9LB/片面1層(Disc1~5)、片面2層(Disc6)/音声:ドルビーデジタル2.0chステレオ/バリアフリー日本語音声ガイド(本編のみ)/日本語字幕(本編のみ)/全9話/6枚組(本編Disc5枚+特典Disc1枚)
※内容・仕様は変更となる場合あり
<特典映像>
・星降る夜に~撮影の軌跡~
・制作発表記者会見
・㊙未公開シーン集
・PRスポット集
・鈴と一星の胸きゅんジェンガバトル
・一星と春のイジワル神経衰弱バトル
・一星と春の手話教室
・サプライズ出演者密着映像
<封入特典>
ブックレット(20P)
出演:吉高由里子、北村匠海、千葉雄大、猫背椿、長井短、中村里帆、吉柳咲良、駒木根葵汰、若林拓也、宮澤美保、ドロンズ石本、五十嵐由美子、寺澤英弥、光石研、水野美紀、ディーン・フジオカ
脚本:大石静
音楽:得田真裕
主題歌:由薫「星月夜」(ユニバーサルミュージック)
挿入歌:NCT ドヨン「Cry」(avex trax)
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、本郷達也(MMJ)
演出:深川栄洋、山本大輔
制作:テレビ朝日、MMJ
発売元:株式会社テレビ朝日
販売元:TCエンタテインメント株式会社
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