『生まれ変わってもよろしく』アン・ボヒョンの振り幅に驚き シン・ヘソンの演技力も

『生まれ変わってもよろしく』好調なスタート

 ソハに前世から恋し続けているジウムを演じているシン・ヘソンは、2012年『ゆれながら咲く花』でデビュー後、2017年に高視聴率を記録した『黄金の私の人生』で初主演を果たし、KBS演技大賞の長編ドラマ優秀演技賞を受賞。“ライジングスター”として名実ともに評価される。前作のラブコメ時代劇『哲仁王后~俺がクイーン!?~』も、韓国では2021年時代劇ドラマ部門視聴率1位となる人気作品となり、男女入れ替わりの見事な演技力を見せた。『哲仁王后~俺がクイーン!?~』で共演したチャ・チョンファが、本作では17回目の人生の姪キム・エギョン役を演じており、前作同様の息の合った演技と、前作を彷彿させるセリフ遊びを見せている。

 1000年の記憶を持つジウムとして、シン・ヘソンがさまざまな時代に生きた人々を演じるさまは、『30だけど17です』や『哲仁王后~俺がクイーン!?~』でも見せた確かな演技力に惹きつけられる。複数の人格を演じるときも、力みがなく、サラリと演じているように見えるのが、シン・ヘソンの俳優としての力量の大きさであり、強さだろう。シン・ヘソンの持つ天性の素質の高さに加え、たゆまぬ努力が築き上げたものに違いない。ジウムとして、これまでの人生で転生を重ねて死者を見送る場面では、涙腺が刺激され、込みあげてくるものがあった。ジウムの向こう側にジュウォンがいて、1000年の連なりのある魂が見える、そんな魂の重なりさえも演じることのできるシン・ヘソンと、ファイターの闘志を内に秘め、セクシーで胸を疼かせるような声と表情で恋する男を演じるアン・ボヒョンの時をかけたロマンスの行方が盛り上がっていくのをとても楽しみにしている。

■配信情報
『生まれ変わってもよろしく』
Netflixにて配信中
出演:シン・ヘソン、アン・ボヒョン他
(tvN公式サイトより)

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