祖母はいったい何者なのか? 『イビルアイ』姉妹に恐怖が降りかかる予告編公開
7月28日に公開されるアイザック・エスバン監督最新作『イビルアイ』の予告編と場面写真が公開された。
本作は、13歳の少女ナラが祖母の不可解な行動から祖母が人間ではない何者かであることを疑い始め、恐怖に怯えながら隠された秘密を暴いていく“セレモニースリラー”。監督を務めたエスバンは、2014年の長編初監督作『パラドクス』で、カンヌ国際映画祭やバンクーバー国際映画祭など40を超える映画祭に招待され映画賞を15部門獲得。最新作となる本作は、プレミア上映された第18回ファンタスティック・フェスト映画祭でわずか60秒でオンラインチケットが完売した。
都会に住む13歳の少女ナラは、妹の奇妙な病気を治すため、家族とともに母の田舎であるラスアニマスという村を訪れた。田舎には年老いた祖母が一人で住んでいた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ナラは祖母の不可解な行動から、彼女が人間ではない何者かであると疑い始める。どんどん容体が悪くなる妹、家政婦の突然死。この村と祖母に隠された秘密とは。
公開された予告編は、治療のため体の弱い妹のルナと一緒に田舎にある祖母の家に連れてこられた姉のナラは、常に祖母の厳しい監視とルールを強いられ、反感を覚えるが、それ以上に祖母の存在そのものに違和感を感じ始めるところから始まる。包帯で顔をぐるぐる巻きにし、サングラスをかけ、夜中でも徘徊し姉妹を監視し、血のような液体を美味しそうにすする祖母。そして、妹の足首には何か所も噛まれた傷跡ができ、唯一話せたと思った外部の人間はすぐさま原因不明の死を遂げるなど、不気味で不可解なことばかりが姉妹に降りかかる。
あわせて公開された場面写真では、恐怖におびえた顔で助けを求め受話器を握りしめるナラや、顔を包帯とサングラスで隠しながらも不気味にほほ笑みかける祖母の姿などが切り取られている。
また、エスバン監督は「『ジョーズ』(1975年)が表した水中の世界を、祖母という題材を用いて表現したかった」と明かしており、「かつて『ジョーズ』を観たことにより、恐怖で海に行かなくなり、海中に入らなくなった人がいかに多かったか。なので、『イビルアイ』のせいで孫が訪ねてこなくなった、と悲しむ祖母がどれほど現れるでしょうね」と冗談めかして語っている。
■公開情報
『イビルアイ』
7月28日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督・脚本:アイザック・エスバン
脚本:ジュニア・ロザリオ、エドガー・サン・フアン
出演:オフェリア・メディナ、パオラ・ミゲル、サマンサ・カスティージョ
音楽:カミラ・ウボルディ
撮影:イシ・サルファティ
配給:AMGエンタテインメント
2022年/メキシコ/スペイン語5.1ch/100分/英題:Evil Eye/字幕翻訳:浦田貴美枝
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公式サイト:https://evileye-movie.jp