『わたしは最悪。』脚本家による監督作 サイキックスリラー『イノセンツ』7月28日公開へ

北欧スリラー『イノセンツ』7月公開決定

 エスキル・フォクト監督作『The Innocents(英題)』が、『イノセンツ』の邦題で7月28日に全国公開されることが決定した。

 本作は、監督のヨアキム・トリアーと共に脚本を手がけた『わたしは最悪。』で第94回アカデミー賞脚本賞にノミネートされたフォクトが監督を務めたサイキックスリラー。これまで『母の残像』『テルマ』『わたしは最悪。』の共同脚本をトリアー監督と共に手がけてきたフォクトによる2作目の長編監督作で、フォクトの監督作品としては日本劇場初公開となる。

 ノルウェー郊外の住宅団地。夏休みに友達になった4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。近所の庭や遊び場で、新しい力を試す中で、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こりはじめるのだった……。

 大友克洋の『童夢』からインスピレーションを受けて本作を創り上げたというフォクト監督。『アナザーラウンド』『ハートストーン』などの撮影を担当した、北欧を代表する撮影監督の一人、シュトゥルラ・ブラント・グロヴレンにも、フォクト監督から『童夢』の世界観を意識するよう指示があったそう。フォクト監督は、「大友監督の世界は非常にリアルでありながら、スタイリッシュ。作品作りにおいて非常にインスピレーションを得ました」と語っている。

 あわせて、主人公の少年少女を捉えた場面写真も公開。一見、無垢な子どもたちだが、超能力を秘めた彼らの危うさが垣間見える写真となっている。

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■公開情報
『イノセンツ』
7月28日(金)より、新宿ピカデリーほかにて全国公開
監督・脚本:エスキル・フォクト
撮影監督:シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン
出演:ラーケル・レノーラ・フレットゥム、アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ、ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム、サム・アシュラフ、エレン・ドリト・ピーターセン、モーテン・シュバラ
提供:松竹、ロングライド
配給:ロングライド
2021年/ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン/ノルウェー語/カラー/原題:De uskyldige/英題:The Innocents/日本語字幕:中沢志乃
©2021 MER FILM, ZENTROPA SWEDEN, SNOWGLOBE, BUFO, LOGICAL PICTURES
公式サイト:https://longride.jp/innocents

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