『らんまん』伊礼彼方演じる高藤が“問題発言”を連発 万太郎は寿恵子を迎えに行けるのか

『らんまん』寿恵子を着実に追い詰める高藤

 植物学雑誌を創刊し、ひいては胸を張って寿恵子(浜辺美波)を迎えに行くべく、昼は大学で研究、夜は印刷所で修行という生活を続ける万太郎(神木隆之介)。可能な限りのスピードで歩を進める彼だが、自分のあずかり知らぬところで決断すべきときは刻一刻と近づいていた。『らんまん』(NHK総合)第51話では、寿恵子が高藤(伊礼彼方)とともに竹雄(志尊淳)が働く西洋料理店に来店する。

 高藤がこの日、寿恵子を呼んだのはある人に彼女を紹介するため。そのある人とは、元老院議官の白川(三上市朗)。高藤の父の元上司でもある人間だ。物怖じしない性格の寿恵子を白川はすぐに気に入り、食事会は和やかなムードで始まる。しかし、白川が寿恵子を「養女として迎えたい」と言い出すや否や、寿恵子の表情は一気に曇るのだった。

 寿恵子を自分の妾にしたいと考えている高藤。だが、寿恵子は下町の小さな和菓子屋の娘。それでは、身分があまりに違いすぎて体裁が悪いということなのだろう。周囲に文句を言わせないため、寿恵子を白川の養女とした上で彼女を別宅に迎えようというのだ。

 悪びれもなく本人の前で寿恵子の出自を蔑み、元柳橋の人気芸妓・まつ(牧瀬里穂)の娘である彼女をみんなに自慢したいなどと自分の道具として扱う気満々の白川。高藤にもまた、女性を道具としてしか考えていない発言もあった。どうやら妻・弥江(梅舟惟永)との間には後継者となる男児がまだ生まれておらず、高藤にはいずれ離婚して寿恵子を正式な妻として迎える算段があるようだ。

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