涙を浮かべるペ・ドゥナの姿も 『あしたの少女』画面が二分割となる特報映像公開
8月25日公開されるチョン・ジュリ監督作『あしたの少女』の特報映像と新場面写真が公開された。
本作は、2022年、韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭の批評家週間の閉幕作品として選ばれ、第23回東京フィルメックスで審査員特別賞を受賞したほか、多数の国際映画祭で受賞を果たした。チョン・ジュリ監督8年ぶりの新作映画。
舞台は現代の韓国。高校生のソヒは、担任教師から大手通信会社の下請けのコールセンター運営会社を紹介され、実習生として働き始める。しかし、会社は顧客の解約を阻止するために従業員同士の競争をあおり、契約書で保証された成果給も支払おうとしなかった。そんなある日、指導役の若い男性チーム長が自殺したことにショックを受けたソヒは、自らも孤立して神経をすり減らしていく。やがて凍てつく真冬の貯水池でソヒの遺体が発見され、捜査を担当する刑事ユジンは、彼女を自死へと追いやった会社の労働環境を調べ、いくつもの根深い問題をはらんだ真実に迫っていくのだった。
事件の真相究明に執念を燃やすユジンを演じるのはペ・ドゥナ。前作『私の少女』でタッグを組んだチョン・ジュリ監督は、当初からペ・ドゥナの起用を想定して脚本を執筆。また、ソヒ役はキム・シウンが演じた。プロデューサーとして『バーニング 劇場版』のイ・チャンドンが参加している。
特報映像では、ソヒ(キム・シウン)がダンスの練習をする姿が映し出され、画面が二分割となる。ソヒの動きに呼応するかのように、もう片方の画面にはソヒの足跡を辿るユジン(ペ・ドゥナ)の姿が映し出さる。途中「物語の前半と後半が見事に呼応する」という海外レビューも確認できる。
公開された場面写真では、ソヒのコールセンターで働く姿、思いつめている表情、ユジンの捜査をしている姿などが写し出されている。
■公開情報
『あしたの少女』
8月25日(金)より、シネマート新宿ほか全国公開
監督・脚本:チョン・ジュリ
出演:ペ・ドゥナ、キム・シウン、チョン・フェリン、カン・ヒョンオ、パク・ウヨン、チョン・スハ、シム・ヒソプ、チェ・ヒジン
配給:ライツキューブ
2022/韓国/5.1ch/138分/DCP
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公式サイト:https://ashitanoshojo.com/