『日曜の夜ぐらいは...』“役者”生見愛瑠から目が離せない 『教場0』初の母親役も話題に

『日ぐら』“役者”生見愛瑠から目が離せない

 『日曜の夜ぐらいは…』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で、主演の清野菜名が演じる岸田サチ、岸井ゆきのが演じる野田翔子と仲良くなり、サチが当てた宝くじの一等3000万円を3人で山分けした、ちくわぶ工場で働く樋口若葉を演じている生見愛瑠。「めるる」の愛称で、バラエティ番組でも大人気の生見は、近年、役者としての躍進が目覚ましい。

 サチに「絶対に幸せになろうね!」と言われたのに、若葉はずっと悩まされてきた母・まどか(矢田亜希子)にお金をせびられ、1000万円の記帳がされた通帳を差し出してしまう。祖母・富士子(宮本信子)が必死に止めようとするが、まどかはいつまでたっても娘の気持ちを踏みにじり続ける。若葉が母親から解放されて、幸せに向かっていくのを願うばかりだ。

 複雑な家庭で育ち、ずっと友達もいなかった若葉を力演している生見。モデルからキャリアをスタートさせ、2018年に恋愛リアリティショー『太陽とオオカミくんには騙されない』(ABEMA)で注目された彼女は、2021年の『おしゃれの答えがわからない』(日本テレビ)で、ドラマ初出演にして主演に抜擢される。青春ラブコメディの本作で、地味な女子大生が見違えるほどおしゃれな女の子に変貌を遂げていく過程を好演した。

 同年、生見は『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ系)で、杉野遥亮が演じる黒川森生の中学時代の同級生でヤンキー仲間の橙野ハチ子を演じたが、普段のイメージとは大きく異なるヤンキーっぷりを巧みに演じているのが印象的だった。森生に片想いする純粋さや、森生が恋に落ちた杉咲花演じる主人公・赤座ユキコと親しくなっていく様子など、ドラマ出演2作目にして安定した演技を見せた。

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