シャルロット・ゲンズブールが母の真実に迫る初監督作 『ジェーンとシャルロット』8月公開

『ジェーンとシャルロット』公開決定 

 シャルロット・ゲンズブール初監督作『ジェーンとシャルロット』が、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほかにて8月4日より全国公開されることが決定。あわせて、ティザー予告と2種類のポスタービジュアルが公開された。

 映画監督・ミュージシャンであった故セルジュ・ゲンズブールと女優ジェーン・バーキンの間に生まれ、『なまいきシャルロット』『ニンフォマニアック』など数々の映画に出演してきたシャルロット・ゲンズブール。本作は、シャルロット・ゲンズブールが初監督を務め、母親ジェーン・バーキンの真実に迫ったドキュメンタリー映画。母であるジェーンがこれまで語ることのなかった娘たちへの想い、バブリックイメージとの狭間で感じた苦悩や後悔、娘ケイトを自死で失って以降の哀しみを、2人の間に流れる時間の中で映し出す。

 2018年、東京。シャルロットは、母であるジェーンを見つめる撮影を開始。これまで他者を前にしたときに付き纏う感情が、母と娘の関係を歪なものにし、距離を感じていた母娘。ジェーンがセルジュの元を離れ家を出て行った後、父の元で成長したシャルロットには、ジェーンに聞いておきたいことがあった。3人の異父姉妹のこと、自分より長女ケイトを愛していたのではという疑念、彼女の半生とは一体どんなものだったのか。シャルロットはカメラのレンズを通して、初めて母親の真実と向き合うことになる。

映画『ジェーンとシャルロット』ティザー予告

 あわせて公開されたティザー予告では、フィルムカメラを覗くシャルロットや、撮影のため朝4時に目が覚めてしまったと話すジェーンとシャルロットがベッドの上で会話している様子などが映し出されている。

 ポスターは、2人がハグをしている“HUG版”とベッドの中で2人が対話するシーンを採用した“BED版”の2点。HUG版は、長女ケイト・バリー喪失の哀しみから、心の葛藤を暗喩されるイメージを表現しており、BED版は、これまでの確執に向き合い、娘との距離を縮めようとする母ジェーンの眼差しが印象的なデザインとなってる。

■公開情報
『ジェーンとシャルロット』
8月4日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほかにて全国公開
出演:ジェーン・バーキン、シャルロット・ゲンズブール、ジョー・アタル
監督・脚本:シャルロット・ゲンズブール
撮影:アドリアン・ベルトール
編集:ティアネス・モンタッシー、アンヌ・ベルソン
美術:ナタリー・カンギレム
エンディングロール曲:「私はあなたのために完璧でありたかった!Je voulais être une telle perfection pour toi!」
配給:リアリーライクフィルムズ
2021年/フランス映画/92分
©2021 NOLITA CINEMA – DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms

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