『トッケビ』『太陽の末裔』など名作ばかり! 脚本家キム・ウンスクの必見作4選

脚本家キム・ウンスクの必見作4選

 4月28日に行われた第59回百想芸術大賞にて、テレビ部門作品賞や女性最優秀演技賞など数々の賞に輝いた『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』。Netflixで配信開始後、瞬く間に広がり視聴ランキングで上位に登場した。本作は、想像を絶するいじめによって人生をかけて準備した復讐を始める女性の物語だ。本編は2つのパートに分かれており、前半は復讐の準備期間とも言える。後半は、地獄へのアクセル全開で一度観始めるともう止められない。全員が主役に見えるような怪演に目を奪われ、最後の最後まで息つく間もない。そんな注目のドラマを手掛けたのは、ベテラン脚本家のキム・ウンスク。本記事では、数多くの名作を生み出してきた彼女の作品を幾つか紹介していきたい。

『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』

【公式】韓国ドラマ「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」Blu-ray&DVD予告編

 『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』は、不滅の運命を背負う将軍と、唯一彼を救うことの出来る力を持つ女性の物語。始まりは、高麗時代。戦から戻った将軍キム・シン(コン・ユ)は、王より謀反人の扱いを受けてしまう。しかし、神によって愛する人たちの死を見届けるよう不滅の命を与えられ、トッケビとして生きることに。終わりのない人生に終止符を打つ唯一の方法は、胸に刺さった剣をトッケビの花嫁に抜いてもらうこと。そこでトッケビは、花嫁を探し長く孤独な人生を歩み始める。そして時は経ち、自らを花嫁だと名乗るチ・ウンタク(キム・ゴウン)と出会い……。

 壮大な恋愛物語で、サウンドトラックを聴くと一瞬で作品の世界へタイムスリップしてしまうような没入感のある1作。ウンタク×トッケビの相性だけでなく、死神やサニーなど絡み合った運命で出会うキャラクターとの化学反応が見どころの一つ。観終えた後、きっと雨が降っているとトッケビが泣いてると思ってしまうはず。第53回百想芸術大賞では、キム・ウンスクがテレビ部門大賞に輝いた。

『太陽の末裔』

2017年2月2日リリース決定 DVD/ブルーレイ「太陽の末裔 Love Under The Sun」 トレーラー

 特殊戦司令部隊の大尉と外科医を描く『太陽の末裔』。休暇中の軍人ユ・シジン(ソン・ジュンギ)は、ある出来事に巻き込まれて病院に向かうことに。そこで出会った医師カン・モヨン(ソン・ヘギョ)に一目惚れしてしまう。正体不明な彼を怪しく思うモヨンだったが、次第に彼のことを知り気になっていく。価値観の違いから一度はすれ違った2人だったが、ある日シジンのいる紛争地域ウルクへ医療奉仕として向かうことになり......。

 宙を舞う携帯キャッチや、ワインボトルキス、目を見て優しく結う髪など、あげ出したらキリがないほど繰り返し観たくなるような名シーンが多い本作。さらに、映画のような臨場感と眩しく青い海など景色も美しく、見応えは抜群だ。甘い台詞で視聴者をキュンキュンさせるだけでなく、登場人物一人一人にドラマがあるのも見どころのひとつ。サブカップルたちが、恋愛の壁を乗り越えていく過程や、絶体絶命のピンチを切り抜けていく姿に夢中になってしまう。第52回百想芸術大賞では、テレビ部門大賞を受賞した。

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