『トッケビ』『太陽の末裔』など名作ばかり！　脚本家キム・ウンスクの必見作4選

『相続者たち』

　帝国グループの御曹司と、貧しい家庭で暮らす高校生の恋愛物語『相続者たち』。バイトを掛け持ちし、日々必死に働くチャ・ウンサン（パク・シネ）は、海外で暮らす姉の結婚の知らせを受けアメリカへ訪れることに。渡米後、いざ姉に会ってみると現実は異なっていて......。一部始終を見ていたキム・タン（イ・ミンホ）は、婚外子として産まれ兄に遠ざけられた過去を持つ自分を見ているようで、彼女に声をかけることに。ひょんなことからタンの家で暮らすこととなった2人は、ゆっくりと近づき始める。帰国後同じ高校に通うこととなるが、お互いの置かれた環境の違いにぎくしゃくしてしまう。さらに、ウンサンに惹かれる恋のライバルまで現れて、複雑さを増していく。　

　様々なドラマで主役を飾る実力派俳優陣が集結しているオールスターな本作は今も色褪せない一作だ。切ないシーンも多く、それぞれの登場人物が傷つきながらも全力で恋をしたり現実と向き合ったりしながら前へ進んでいく姿を映し出していく。特にラストシーンが印象的で、是非本編で堪能いただきたい。

『シークレット・ガーデン』

　『シークレット・ガーデン』は、高級デパートのツンデレCEOと、スタントウーマンの魂入れ替わりから始まる恋愛物語。御曹司のキム・ジュウォン（ヒョンビン）は、俳優をしているいとこのオスカー（ユン・サンヒョン）の頼みで、ある女優に会うことに。しかし間違えてスタントウーマンのキル・ライム（ハ・ジウォン）に声をかけてしまう。ライムのことが頭から離れなくなってしまったジュウォンだったが、ある日“オスカーとロマンの旅”に当選したライムを追って共に旅をすることに。そこで辿り着いた神秘ガーデンという不思議な場所で、薬酒を貰いそのお酒を飲んだ2人の魂がまさかの入れ替わってしまい......。

　魂の入れ替わった2人が、互いの特徴を残しながら演じるのが見どころのひとつ。さらに、キスぎりぎりの腹筋やカプチーノキスなど悶絶するようなシーンも多く、何度観てもキュンキュンしてしまう。これ以上はネタバレになってしまうが、最後まで名シーンがぎゅっと詰まった作品だと思う。