宇宙飛行士・野口聡一が感動した「生きている地球の姿」 “地球人”に見てほしい景色とは?

野口聡一、生きている地球の姿に感動

 ここからは、会場の子どもたちによる質疑応答へ。「野口さんが宇宙に行って感じたことはなんですか?」との問いには、「目の前で“生きている地球”の姿を見たことに感動しました。映像は映像ですごく綺麗で、(本作は)素晴らしい映画ですけど、やっぱり目の前の、本物の素晴らしさには勝てないので、ぜひ本物の地球の姿を自分の目で見てほしいと思います」とメッセージ。

 なお、地球が生きていると感じた理由については、「当然と思われるかもしれないけど、“回ってる”ということ」と野口。「毛利衛さんが新人宇宙飛行士のときに『地球って本当に回ってるんだよ』とおっしゃっていて、『変なこと言ってんなぁ』と思ったけど、自分自身も宇宙に行ってみると、『本当に回ってるんだ!』と思った」と笑い、「回りながら、いろんな表情を見せてくれる。太陽の当たり方だったり、雲の様子だったり、オーロラだったり……一瞬として、同じ姿がないのが“生きてる地球”だなと感じた」と説明した。

 「野口さんはもう一回宇宙に行ってみたいと思いますか?」との問いには、「行きたいと思います」と答え、「宇宙船が時代によって変わっていくので、できることも変わっていく」とコメント。「僕は幸いにして3回宇宙に行って、3回とも違う乗り物で。毎回、モデルチェンジした乗り物に乗る楽しみがあった」と語り、新たに宇宙飛行士候補に選ばれた「米田(あゆ)さん、諏訪(理)さんにも、早く宇宙を楽しんでほしい」とエールを送った。

 最後に野口は「ジョン・ヘリントンという大事な友人が参加した映画ということもありますけど、アメリカの様々な姿が見られる」と作品をアピール。「大自然ってすばらしいな、行ってみたいなと思える作品だと思う」と締めくくった。

■公開情報
『イントゥ・ザ・ネイチャー 自然が教えてくれること』
4月7日(金)より、グランドシネマサンシャイン池袋ほか、IMAXにて公開
監督:グレッグ・マクギリブレイ
脚本:スティーヴン・ジャドソン
出演:ジョン・ヘリントン、アリエル・トウェト、ジェニファー・ファー・デイビス
ナレーション:野口聡一(宇宙飛行士)
提供:エクスペディア、ユナイテッド航空 
製作:ブランドUSA、マクギリブレイ・フリーマン・フィルムズ
配給:さらい
2020年/アメリカ/日本語吹替/40分/原題:Into Nature’s WILD
©︎MMXX VisitTheUSA.com
公式サイト:intothenature.jp
公式Twitter:@intothenatureJP

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