『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3作の予告編を解説　ロケットはなぜ生まれた？

　なお、向かって左端にワンちゃん、コスモ・ザ・スペースドッグが映っています。このワンちゃんもいまやガーディアンズのメンバーなのですね（詳しくは、ディズニープラスで配信中の『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション：ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』をご覧ください）。1分24秒目あたり、ロケットと抱き合うカワウソみたいなキャラ。これはコミックでロケットのソウルメイトである、レディ・ライラというキャラです。彼女とロケットの絆が描かれそうです。ガン監督のことですからこのレディ・ライラの声にすごいキャストを用意しているかもしれませんね。

　そしてそして！　1分27秒目に登場するこのキャラに注目。前作のエンドクレジットのおまけシーンでその登場が示唆されていたアダムです（演じるのはウィル・ポールター）。コミックではアダム・ウォーロックと呼ばれるキャラで、スーパー人造人間です。コミックだと本来サノスとインフィニティ・ストーンの物語に大きく関わる人物なのですが、映画的には本作が初デビュー。

　ただ額にヴィジョンのようにインフィニティ・ストーンらしきものがある。これは一体!?　『GotG』らしいユーモアや曲が使われていますが、今回は各主人公たちのシリアスな表情や苦悶のシーンが挿入されたり、ロケットも「みんなで飛び立つぞ。最後にもう一度」と意味深なセリフが出てきます。今まで以上に心をゆさぶる作品になるかもしれません。先日、東京コミコンで来日したネビュラ役のカレン・ギランさんも「今回の作品は、ユーモアもいっぱいだけれど、ガーディアンズのひとつの区切りとなる、美しい物語」と言っていました。個人的には別のタイムラインから来たガモーラとピーターの関係がどうなるのか？　ガモーラが持っているポラロイド写真になにが写っているのか気になります。

　なお、ディズニープラスで配信中の『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション：ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』、未見の方はぜひご覧になってください。「ええ！　そうだったの!?」という驚きがあり、それが本作につながる伏線になると思うので。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』は2023年のGW、5月3日日本公開です！

■公開情報
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』
2023年5月3日（水・祝）全国劇場公開
監督：ジェームズ・ガン
製作：ケヴィン・ファイギ
出演：クリス・プラット／ブラッドリー・クーパー／ヴィン・ディーゼル／ゾーイ・サルダナ／カレン・ギラン／デイヴ・バウティスタ／ポム・クレメンティエフほか
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2022