レスリー・マンヴィルがディオールでストライキを起こす 『ミセス・ハリス』本編映像

『ミセス・ハリス』ストライキシーン本編映像

 公開中の映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』より、主人公がストライキを起こすシーンの本編映像が公開された。

 本作は、『ポセイドン・アドベンチャー』などを手がけたポール・ギャリコの原作小説を映画化した人間ドラマ。舞台は1950年代、ロンドン。戦争で夫を亡くした家政婦がある日働き先で1枚の美しいドレスに出会う。それは、これまで聞いたこともなかった、クリスチャン ディオールのドレスだった。450ポンドもするというそのドレスに心を奪われた彼女は、パリへディオールのドレスを買いに行くことを決意。新しい街、新しい出会い、そして新しい恋……。夢をあきらめなかった彼女に起きる、素敵な奇跡。いくつになっても夢を忘れないミセス・ハリスの姿を描く。

映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』本編映像

 公開された本編映像では、夢のドレスを買うため、家政婦をしながらコツコツ貯めたお金を握りしめ、はるばるロンドンからパリのメゾン ディオールにやって来たはずのミセス・ハリスが、なぜかディオールのスタッフたちを引き連れて、ムッシュ・ディオールにストライキを起こそうとする。

 「仕事をやめて、私についてきて。大事な話よ」と、針子などの従業員たちやモデルをかき集めながら、先頭を切ってディオールのアトリエ内を突き進んでいくミセス・ハリス。「ハリスさんやめて。何をしてるか分かってるの?」とマネージャーのマダム・コルベールが止めに入るも「ええ、ストライキよ」と意に介さず、みんながミセス・ハリスの後について行く。

 ディオールの美しいドレスや煌びやかなショーを支える裏方のスタッフたちを引き連れ向かった先はムッシュ・ディオールの部屋。家政婦として働いてきた彼女が、華やかなディオールを支える自分と同じ労働者たちに勇気を与えるシーンとなっている。

 また、公開を記念して11月24日に、イラストレーターの石川三千花、雑誌SPURの編集長 五十嵐真奈が登壇するトークイベント付き上映が開催されることが決定した。

■公開情報
『ミセス・ハリス、パリへ行く』
公開中
監督・脚本:アンソニー・ファビアン
出演:レスリー・マンヴィル、イザベル・ユペール、ランベール・ウィルソン、アル バ・バチスタ、リュカ・ブラヴォー、エレン・トーマス、ジェイソン・アイザックス
原作:ポール・ギャリコ『ミセス・ハリス、パリへ行く』(角川文庫)
配給:パルコ ユニバーサル映画
字幕監修:渡辺三津子(ファッションジャーナリスト)
原題:Mrs. Harris Goes to Paris
©2022 Universal Studios

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