『君の花になる』本田翼の元へ走り出す高橋文哉 心を形にした新曲「Melody」が誕生
そんな巧の言葉でハッとした弾は、さっそくあす花のもとへ走り出す。決めたら一目散、それがメンバーカラー「赤」のパキッとした色味に象徴される弾の潔さ。動物園で放った言葉で、あす花を傷つけてしまったことを謝罪する。そして、教師の夢を諦めたあす花に対してがっかりなんてしていないこと。むしろ、イライラしていたのは自分が、あす花に見せたかった自分になれていなかったからだということ。そして、8LOOMルールである仲直りのハグをしようと手を広げる。ツンかデレか、0か100か、白か黒か、やるかやらないか。潔癖なまでに物事をはっきりと区別して見つめてきた弾が、初めて抱いたあす花への「無じゃない」という曖昧な気持ち。
そう、人の気持ちは日々移ろうグラデーション。巧のメンバーカラーである「紫」のように淡く混ざりあってできている。恋のような、信頼のような、同志の繋がりのような、あるいは家族愛のような……くるくると変わる自分の気持ち。なんと名付ければいいのかわからないけれど、それでもそばにいたいという思いだけは確か。その人の声を聞くと世界が回り始め、踊りだしたくなるような音楽が頭の中で流れる。そんな弾のはずみ始めた心を形にしたかのような新曲「Melody」が誕生する。爽やかなサウンドに、透明感溢れる7人の歌声がなんとも清々しい。この曲「配信チャートで1位を取って契約更新」をかけて勝負に出た8LOOM。感触は悪くない。しかし、予告を観てみると弾に代わってリーダーになった宝(山下幸輝)が倒れてしまう姿が映し出される。その災難を通じて、次は宝の魅力が紐解かれることになってほしいと願うばかりだ。
■放送情報
火曜ドラマ『君の花になる』
TBS系にて、毎週火曜22:00~22:57放送
出演:本田翼、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝、志田彩良、菊田竜大(ハナコ)、川津明日香、木南晴夏、宮野真守、内田有紀、竹中直人、夏木マリ
脚本:吉田恵里香
プロデューサー:黎景怡、宮﨑真佐子
演出:坪井敏雄、加藤尚樹、宮崎陽平
製作著作:TBS
©︎TBS
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