『君の花になる』はドキュメンタリーのような体験も? いよいよ幕が開く8LOOMの物語
あらためて作品について説明すると、今作はある理由により挫折した元高校教師の主人公・仲町あす花(本田翼)が、ひょんなことから崖っぷちのボーイズグループ・8LOOMの寮母となり、一緒に「トップアーティストになる」という夢に向かっていく物語。8LOOMのリーダー・佐神弾(高橋文哉)はあす花の元教え子で、“寮母”と“アーティスト”として偶然の再会を果たしたことから、彼らの運命が大きく動き出す。
放送を前に一足早く第1話を鑑賞すると、そこに現れたのは個性が炸裂した8LOOMメンバーたち。これまでも8LOOMとして活動していたとはいえ、どうしても“役者本人”として見てしまうところがあったが、ツンデレ、マイペース、心配性、世話焼き、バランサー……と、登場人物のキャラクターが際立っており、たしかに8LOOMは“ドラマの中で生きているんだ”と実感した。
そして、彼らがぶつかり合い、成長していく姿、つまりは“グループの裏側”を寮母目線で追うことができるため、パフォーマンスシーンはまるでドキュメンタリーを見ているかのような錯覚に。かと思えば、「こんなところで、そう来るか!」といった胸キュン要素もたっぷりで、ドラマならではの面白さもばっちり味わえる。
また、高橋はインタビューで「今まで僕が演じてきたキャラクターとの違いをお見せできたら」と予告していたが、たしかに笑顔を見せず、語気の荒い弾は、これまでの高橋の印象を覆す新境地といえそう。さらに、今作で演技初挑戦の森、NOAが、役者としての第一歩を踏み出す貴重な瞬間も見逃せない。
スピーディーなストーリー展開で、「この先、彼らは我々にどんな景色を見せてくれるのか」とワクワクが高まる第1話。ドラマを観た後には、きっと誰もが<カマゲン カマゲン(Come Again Come Again)>と8LOOMの楽曲を口ずさんでしまうような没入感も魅力なだけに、しっかりと“推し”を見つけて、彼らの未来を追っていくことをおすすめしたい。
参考
https://realsound.jp/movie/2022/09/post-1134371.html
■放送情報
火曜ドラマ『君の花になる』
TBS系にて、10月18日(火)スタート 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:本田翼、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝、志田彩良、菊田竜大(ハナコ)、川津明日香、木南晴夏、宮野真守、内田有紀、竹中直人、夏木マリ
脚本:吉田恵里香
プロデューサー:黎景怡、宮﨑真佐子
演出:坪井敏雄、加藤尚樹、宮崎陽平
製作著作:TBS
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