『魔法使いの嫁』はどのキャラクターも推したくなる！　SEASON1の再放送に注目

すべてのキャラクターが愛おしい！

　物語のなかで妖精は「お隣さん」などと呼ばれる。魔力を持つ妖精たちはときに魔法使いに力を貸す「隣人」で、妖精たち自身がそう呼ばれることを好むからだそう。

　本作に登場する「お隣さん」たちはどの子もキャラがしっかりしていて、とても愛おしい。エリアスの家に住まう家事妖精（ブラウニー）・シルキー（CV.遠藤綾）もその存在を代表する1人。言葉なくチセやエリアスを心配している姿が可愛らしく、家事以外のこともお手伝いしてくれるなくてはならない存在だ。無表情で無口ではあるが、チセたちと暮らす中で感情を表現することもあり、ファンが多いキャラクターだ。

　アンジェリカ（CV.甲斐田裕子）やリンデル（CV.浪川大輔）など個性豊かなキャラクターたちがたくさん登場する。2人の使い魔、ヒューゴ（CV.久野美咲）やセルキー（CV.潘めぐみ）もとてもチャーミングで、みんながチセの成長を見守っていて心温まる。キャラクターそれぞれの成長や関係性も細かく描写されていて、感情が揺さぶられる。

　その中でも、やはりエリアスが実はとてつもなく愛おしいキャラクターである。チセと暮らすことで、表情も感情もなさそうな頭骨の人外が実はとても子供のようで、感情に動かされているのだと気づくと、またグッと作品に引き込まれてしまう。

　ここまで紹介したキャラクターの他にも、妖精女王・ティターニア（CV.大原さやか）やその夫で妖精王のオベロン（CV.山口勝平）、スプリガン（CV.安元洋貴）などたくさんの「お隣さん」たちが登場する。その1人1人がみんなとても魅力的で推したくなる子たちばかりだ。

　多種多様なキャラクターたちを演じる声優陣は、種﨑敦美、竹内良太、遠藤綾、内山昂輝、森川智之、浪川大輔、甲斐田裕子、日野聡、田村睦心、村瀬歩などといった豪華な名前が連なっている。他にもエピソードごとにしか登場しないキャラクターも福田賢二、早見沙織、上村祐翔、沼倉愛美などこちらも豪華な名前が並び、学院編で登場するキャラクターのキャスティングも期待してしまうほどの、声優好きの方も見逃せない作品だ。

　本作は暗く、美しく、深いファンタジー世界観の中で、その世界観に負けない濃いキャラクターたちがしっかりとそこで生きている。SEASON2で新しく登場するキャラクターや、ストーリーの展開を楽しみに、ぜひ10月から始まるSEASON1の再放送で唯一無二とも言えるダークファンタジーの世界観に没頭してほしい。

■放送情報
『魔法使いの嫁 SEASON2』
TOKYO MX、BS11にて、2023年4月より放送
Amazon Prime Video、ひかりTVにて、TV放送と同日配信
原作：ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』（ブレイドコミックス／マッグガーデン刊）
監督：寺澤和晃
出演：種﨑敦美、竹内良太、内山昂輝、遠藤綾、日野聡、田村睦心
脚本：高羽彩、米内山陽子、西中千晶
キャラクターデザイン：加藤寛崇
総作画監督：徳岡紘平
色彩設計：小針裕子
美術監督：田村せいき
撮影監督：鈴木麻予
CGIディレクター：宮地克明
特殊効果：チップチューン
編集：今井大介
音楽：松本淳一
音楽制作：フライングドッグ
音響監督：はたしょう二
音響効果：出雲範子
音響制作：サウンドチーム・ドンファン
アニメーション制作：スタジオカフカ
製作：魔法使いの嫁製作委員会
©2022 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会
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