“顔爆撃機”チョン・ヘイン、“ケミの神”イ・ミンホ 韓国の俳優の不思議な肩書き

韓国俳優の不思議な肩書き

 「顔の天才」「顔面国宝」という名に異論がないチャ・ウヌ(ASTRO)は、整った顔立ちと白い肌に釘付けとなり、どこから見ても無駄がない。筆者は『私のIDはカンナム美人』(2018年)で初めて見た時、衝撃的な美しさに一時停止したことを覚えている。さらには、ウェブ漫画が原作のドラマ『女神降臨』(2020年~2021年)のイ・スホ役で「マンチッナム(漫画から出てきた男)」と話題に。

 本当の彼氏みたいに胸キュンすることから、ナム・ジュヒョクは「現実彼氏」と呼ばれる。きっかけとなったドラマは、『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』(2016年~2017年)。大学生が主人公の青春ラブコメディで、共演したイ・ソンギュンとの友達から恋人になっていくリアルで絶妙なドキドキ感が共感を呼んだのだろう。

『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』(MBC公式サイトより)

 共演者や関係者からも慕われる人柄の良さから「美談製造機」と呼ばれるカン・ハヌル。第56回百想芸術大賞をはじめ数々の賞を受賞した『椿の咲く頃』(2019年)で演じた真っ直ぐすぎる警察官ファン・ヨンシク役で、「チョンムファタール(田舎くさい+魅力的な男)」という造語が流行したことも。カン・ハヌルの誠実さはキャラクターに厚みを持たせている。

 イ・ミンホは、共演者との相性を表す“ケミストリー(化学反応)”と“神”をかけた「ケミの神」に。なかでも年上の女優とのドラマに定評があり、『花より男子~Boys Over Flowers』(2009年)、『個人の趣向』(2010年)、『青い海の伝説』(2016年~2017年)などの作品がある。ちなみにケミストリーという単語は、俳優のコメントや作品に関連する記事などにおいても「ケミに注目してほしい」や「ケミに期待したい」などと使われることも多い。

『青い海の伝説』(SBS公式サイトより)

 そして有名な「キス職人」には、ソ・イングク(『ナイショの恋していいですか!?』)、パク・ソジュン(『キム秘書はいったい、なぜ?』)、チ・チャンウク(『あやしいパートナー~Destiny Lovers~』)らが名を連ねている。今後も韓国エンタメをより一層楽しむひとつとして、次々と生み出されるであろう呼び名にも注目していきたい。

■配信情報
『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』
Netflixにて配信中
(写真はJTBC公式サイトより)

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