『ちむどんどん』喜びも悲しみも表裏一体 高田夏帆、渡辺大知らとの再会の陰で起きた悲劇

『ちむどんどん』再会の陰で歌子を襲った悲劇

 喜びのさなかにあって病魔は足音を立てずに忍び寄り、歌子(上白石萌歌)が体調を崩して寝込んでしまう。医者は手を尽くすが有効な治療法はなく、「経過を見守るしかない」と述べる。下地(片桐はいり)の手紙にあった「どんなに辛い運命や試練が待ち受けようとも」はこのことを指していたのか。父の死、経済苦と金銭トラブル、家族間のいざこざを乗り越えてようやく迎えた幸せの先に、こんな未来が待っていようとは……。

 嘆く良子に、涙をこらえながら優子(仲間由紀恵)は「大丈夫」と言い、暢子は店を臨時休業して「フーチバージューシー」をこしらえる。熱を下げる効果のあるジューシーを「今度はうちが作って食べさせてあげないと」と暢子。何もできなかったあの頃とは違う。喜びも悲しみもともに超えてきた家族だから、信じて待つのだと伝えていた。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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