川村壱馬×吉野北人×前田公輝×塩野瑛久が集結 『HiGH&LOW THE WORST X』インタビュー
『HiGH&LOW THE WORST X』が公開中だ。本作は、男たちの友情と熱き闘いを描いた人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』シリーズと、髙橋ヒロシによる不良漫画の金字塔『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』の続編にあたる。
定時と全日に分かれるSWORD地区最凶の不良高校、鬼邪高校。前作では全日制に新しく花岡楓士雄(川村壱馬)が転入してきたことで、その勢力図が大きく書き換えられた。
リアルサウンド映画部では、楓士雄を演じた川村壱馬のほか、楓士雄の右腕である高城司役の吉野北人、全日制の事実上の実力No.1である轟洋介役の前田公輝、さらに前作で鬼邪高校と対立した鳳仙学園の四天王の1人・小田島有剣役の塩野瑛久にインタビューを行った。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
4人が注目している新キャラクターは?
ーー前回の映画『HiGH&LOW THE WORST』から約3年経ちますが、反響はいかがでしたか?
川村壱馬(以下、川村):かなり良い反応をいただいた実感はありますね。いろいろなところで声をかけていただく機会が増えました。
吉野北人(以下、吉野):僕もTHE RAMPAGEのメンバーや事務所の後輩から羨ましがられました。男なら誰もが憧れる世界観だからか、メンズからの反応が特に良かったです。
前田公輝(以下、前田):他の作品でもタイトルを挙げて「○○出てましたよね」って声をかけていただくことはあったんですけど、街中で「轟」って呼んでもらったり、現場でも「轟が推しで……」って言ってくださったり、役名を出してお芝居のことを語ってもらえることに反響の大きさを感じました。
塩野瑛久(以下、塩野):僕は予想外でした、いろいろと。前作の出演時間はそんなに長くなかったので、まさか公開が終わってから公輝くんと取材を受けたり、声をかけていただいたりすることが起きると思っていなくて。純粋にすごく嬉しかったですし、改めて1つのエンターテインメントとして見応えのある作品なんだなって思いました。
ーー鳳仙学園の再登場は、ファンにとっても嬉しいサプライズだったと思います。
塩野:僕も鳳仙のメンバーとまた集結できたのがとにかく嬉しかったです。前回と一緒で……いや、前回よりも現場がうるさくて(笑)。本当によく喋る先輩方で、それが僕にとってはすごく居心地が良かったです。鳳仙が一枚岩なのは、やっぱり彼らの存在によって保たれているんだなと改めて感じましたね。
ーー今回は新しく三校連合や鈴蘭男子高校も参戦しますが、皆さんが注目している新キャラクターは誰ですか?
塩野:新キャラクターか。鈴蘭だとビンゾー(板垣瑞生)?
川村:ビンゾーも良いし、須嵜(中本悠太)ももちろんなんですけど、ラオウ(三上ヘンリー大智)はやっぱり注目ですね。同じシーンで並んだとき、デカすぎて(笑)。
前田:圧倒的“ラオウ”だったよね。
川村:本当に。ヘンリーくんはもともと格闘家なので、今回が初めてのお芝居だったんですけど、セリフの音程とか表情がすごく良くて、共演していて刺さりましたね。それに、アクションシーンでは本当に強い人の打ち込み方をしているので、そこにも注目してほしいです。
ーー前田さんは、轟と因縁のある江罵羅商業高校(通称・バラ商)が登場しますね。
前田:まさに今バラ商のこと言おうと思っていたんですけど、陣くんですね。風神というか、陣くん(笑)。前作『HiGH&LOW THE WORST』のスピンオフで、「EPISODE.BUS」っていうちょっとしたバラエティ企画をやったときに、MCが陣くんだったんですよ。そのときに、まだ初対面だった陣くんがなぜか轟のモノマネをしていて(笑)。メガネをかけて前髪も上げて、「挨拶なんかいらねえ」ってセリフも真似してくれたんですけど、ずっと目線が右往左往していて、「全然目見てくれないですね」って言った思い出があって(笑)。
一同:(笑)。
前田:今回、陣くんが演じる風神の設定に「打倒! 轟洋介」って書いてあるのを見て、こんな巡り合わせあるんだなというか。「何年前から役作りしてるの?」と思って面白かったです。
ーー「EPISODE.BUS」を観ているとより楽しめるキャスティングですね。
前田:しかも陣くん、まだ情報解禁してないときに、剃りこみが入ったままインスタライブやって、ちょっと世間がザワついてなかった?
川村:全然やってました(笑)。
吉野:眉毛もなかったもんね。
前田:お仕事の兼ね合いだと思うんですけど、そのまま配信しちゃう陣くんがすごく面白くて。僕、陣くん大好きで、もう本当に(笑)。
ーー陣さんのほかに、THE RAMPAGEからは氷室零二役で藤原樹さんも登場しますね。
吉野:そうですね。樹が悪い役を演じるイメージが個人的になかったので、今回の役はすごく新鮮でした。氷室は結構卑怯なキャラクターなんですけど、意外とハマってたなって思いましたね。また新たな樹の一面を見れました。
ーー氷室は、川村さん演じる楓士雄とタイマンするシーンもありましたが……。
吉野:樹はアクションもほぼ初めてだったと思うんです。
川村:そうだね。
吉野:どうだった?
川村:向こうもこっちが年上で気を遣うだろうから「全然大丈夫だよ。思いっきり来てくれた方がやりやすいから」って声をかけながら、2人で作り上げていきました。
ーー塩野さんの注目キャラクターは?
塩野:鳳仙でいうと、やっぱりモンジ(堀夏喜)ですね。台本を開いたら、衝撃的な事実が明らかになり……(笑)。鳳仙のみんなで「夏喜くんを借りてきた猫状態にするわけにはいかん!」って団結して、違和感がないように、お芝居のアイデアを出し合いました。
ーー小田島とモンジが手合わせするシーンもありましたね。
塩野:そうですね、そのシーンで僕が「やっぱり次の鳳仙を背負うやつはちげーな」って言うセリフがあるんですけど。それはモンジにもかけつつ、サバカンにも発破をかけつつ……という。サラッと言ってはいるんですけど、鳳仙の未来を匂わせるようなセリフでもあって。そういうところも含めて、鳳仙のファンの方たちはモンジを贔屓して観ていただければと思ってます。