『メイドインアビス』ヴエコの壮絶な過去が明らかに イルミューイ役・久野美咲の名演光る

『メイドインアビス』ヴエコの過去が明らかに

 TOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『メイドインアビス 烈日の黄金郷』。第7話「欲望の揺籃」では、決死隊「ガンジャ」の生き残りであるヴエコと原住民のイルミューイの壮絶な過去が語られた。

 かつて深海六層「還らずの都」へと辿り着いたガンジャ隊のヴエコたち。不思議な石を抱えた正体不明の成れ果てが昇降機の起動に関係していることが判明し、そこで昇降によって呪いの存在をガンジャ隊のメンバーは知ることになった。それはつまり二度と戻ることは許されないということでもある。それでも黄金都市へのロマンを追い求め、この場所に留まることを決意したガンジャ隊のワズキャンとは裏腹に、隊員の表情からは多くの不安を抱えていることが見て取れた。

 還らずの都で生活をすることにしたワズキャン率いるガンジャ隊は、生存のために必要な水場の確保に迫られる。ようやく使えそうな水場に目処をつけたベラフとワズキャンは、ヴエコたちにその水源に向かわせることに決めた。人類にとって必要不可欠な水を確保できたガンジャ隊は犠牲を出しつつも還らずの都での生活にも慣れ始めていった。

 その間に母と娘のような関係性を築き上げていたヴエコとイルミューイ。そこでヴエコは、イルミューイが子供を産めない身体であることから家族に見捨てられたという無慈悲な過去を知らされる。過去を思い出して泣き出すイルミューイに対して「お母さんの代わりにはならないけど」と躊躇するヴエコだったが、イルミューイは「ヴエコがいい」と好意を寄せていた。そんなイルミューイの好意に応えるかのようにヴエコもまた彼女に母性を抱き始めていた。

 ある日ヴエコが起きると、となりで寝ていたイルミューイの様子が何やらおかしい。ガンジャ隊の他の隊員たちもイルミューイと同様の症状に見舞われていることが分かった。熱や下痢症状に加えて、一部の人間の足は元の形を残さないほどに溶け始めている。原因を確かめるためベラフは水場へと向かうと、水もどきに感染した水を飲んでいたことが判明。ヴエコたちには水もどきに蝕まれ続けるか、口渇して死に絶えるかの2つの選択しか残されていなかった。

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