成田凌が“異世界のコンビニ”に!? 『コンビニエンス・ストーリー』で輝く三木聡のセンス
リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、毎日2度コンビニに寄る花沢が『コンビニエンス・ストーリー』 をプッシュします。
『コンビニエンス・ストーリー』
気づけばもう8月。年末まであと5カ月を残していますが、現時点で“今年最も賛否を呼んだ映画”といえば、『大怪獣のあとしまつ』ではないでしょうか。
今回ご紹介する『コンビニエンス・ストーリー』 は、その『大怪獣のあとしまつ』を手がけた三木聡監督の最新作。成田凌が主演を務め、共演に前田敦子、六角精児、片山友希が名を連ねています。
公式サイトによると、ジャンルは「異世界アドベンチャー」。成田凌演じる売れない脚本家・加藤は、愛犬ケルベロスのためにドッグフード「犬人間」を買いに行く。ところが、立ち寄ったコンビニに自家用車が追突。なんとか意識を取り戻した加藤は、ひょんなことから欲しいものがなんでも見つかる理想のコンビニ「リソーマート」に辿り着くが……。
と、ここまであらすじ読んで、すんなり理解できた人の方が少ないのではないでしょうか。実際に鑑賞してみると、ストーリーはあらすじよりもさらにシュールで珍妙不可思議。一言で言えば、“明け方に見る夢”のようです。