『還魂』イ・ジェウクとファン・ミンヒョンが対決 ムドクを賭けた戦いの勝敗は?

『還魂』ムドクを賭けた戦いの勝敗

 Netflixで配信中である『還魂』のシーズン1が佳境へ差し掛かる第14話のエンディング。 何者かにハメられたムドク(チョン・ソミン)がどう転ぶかわからない展開と突然のイ・チョル先生(イム・チョルス)による告白にお預けを食らわされた気分だが、第15話への期待と待ち遠しい気持ちは倍増だ。

 「氷の石」とチン家の長女チン・ブヨン(ユン・へヨン)について触れたい。ブヨンには天の気を操る能力があった。「生きていたら偉大な神女になっていた」という天附官の副官主チン・ム(チョ・ジェユン)のセリフに着目しよう。“神女”で思い浮かぶのは、チン家の初代院長であるチン・ソルラン。200年前にテホ国が干ばつに見舞われた時、舞う姿が儀式のように見えたが、天から水の気を引き寄せているかのようだった。ブヨンはソルランの転生もしくは魂があるのか、同じ力を持っているのは間違いなさそうだ。

 また「氷の石」を使って王妃のソ・ハソン(カン・ギョンホン)がキム内官(チョン・ジスン)を蘇らせるシーンより、「氷の石」は生き返った者の体内にあるとわかった。だとすれば、「氷の石」によって生まれたブヨンの体内には「氷の石」が存在している。すでにムドク(チョン・ソミン)の体中にある可能性が考えられる。

 キム内官の一件で、ソンニム側は王宮に目をつけるように。「還魂人や氷の石を消す」と宣言する総帥パク・ジン(ユ・ジュンサン)に対して首を縦に振らないのは、還魂人のムドクの暴走を防ぎたいチャン・ウク(イ・ジェウク)とソ・ユル(ファン・ミンヒョン/NU'EST)だ。ジンとの対立を避けるためには、ムドクにブヨンの魂があることの証明が必要になるだろう。現時点では誰も気づいていないが、ムドクに水の気が戻ってきた時には目が一時的に見えなくなるなど、点と点が繋がるのはそう遅くはなさそうだ。

 ムドクと世子のコ・ウォン(シン・スンホ)の賭けから始まったウクと術士の対戦。最終戦では3人がそれぞれの立場からムドクを守ろうとする姿があった。ウクから遠ざけるためにユルを最後の対戦相手に選んだはずの世子は、陰陽の玉を小さな池に投げたことに罪悪感を抱いて結局は探していたり、世子の“香嚢”を使用させたりと、ムドクをいじめる奴らを寄せつけない。ユルが対戦を拒まなかったのは、ウクが負けても自分がムドクを守れるからだ。何もできないまま初恋の人・ナクス(コ・ユンジョン)を亡くしてしまったユルにとって、ムドク(ナクス)に何かしてあげられるのは喜びでもある。ユルが教えた“伝書鳩”は後々ムドクの助けになるかもしれない。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「海外ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる