与田祐希、人生の分岐点となった乃木坂46の存在 「今度は自分たちが後輩に道筋を」
毎週木曜深夜0時30分からテレビ東京系で放送中の木ドラ24『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』。安定や平和を望み、特別な趣味や特技もない、いわゆる量産型な主人公・小向璃子役で、乃木坂46の与田祐希が地上波連続ドラマ初主演を務めている。昨年レギュラー出演した日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』(TBS系)で、「初めて将来的にお芝居のお仕事をやっていきたいという気持ちが芽生えた」と語る彼女に、乃木坂46加入後の変化や後輩への思いも含めて話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「学生時代は本当に目立つことがないタイプだった」
ーーテレビ東京のドラマに出演するのは、『モブサイコ100』(2018年)以来、約4年半ぶりになりますね。
与田祐希(以下、与田):懐かしいですね。『モブサイコ100』は私にとってのドラマ初出演作で、当時はまだ高校生でした。こうやってまたテレビ東京さんのドラマに出演できるのは、すごく嬉しいです。
ーー『モブサイコ100』からの成長が期待できるわけですね。
与田:成長……「はい」って言っておきます(笑)。
ーー望月歩さんとは『モブサイコ100』に続いての共演になりますが、当時のことはどれくらい覚えていますか?
与田:『モブサイコ100』のときは、本当に「お芝居とは?」みたいな感じで……。初めての経験で、すごく楽しかった思い出はあるんですけど、初めてすぎて、何が難しかったとか何が大変だったかという感覚にまではならなくて。望月くんは同い年ではあるんですけど、『モブサイコ100』の時点で俳優業も結構やられていて、すごく刺激を受けていました。なので、こうやってまたご一緒できるのが楽しみです。
ーー昨年は『日本沈没ー希望のひとー』で日曜劇場初出演も経験されました。
与田:お芝居に関してはまだまだ全然初心者で、至らないところだらけではあるんですけど、『日本沈没』に出演して、初めて将来的にお芝居のお仕事をやっていきたいという気持ちが芽生えたんです。「これからいろいろ勉強して頑張っていきたい」と思えた大事な作品です。
ーー今回は『日本沈没』で演じられた居酒屋の店員・愛とは全く違う役柄ですね。
与田:愛ちゃんは将来の夢があって、その夢に向かって一直線に突き進んでいくような明るい子でしたが、今回の璃子ちゃんは特に熱中することもなく、それこそ“量産型”のオフィスで働く女性なので、テンション感とかも正反対な気がします。璃子ちゃんはある日プラモデルと出会って変わっていくという変化の過程がある役なので、私としても楽しみながら一緒に成長できたらいいなと思います。
ーー与田さん的にはどちらのタイプの方が演じやすいですか?
与田:断然璃子ちゃんの方です! もう全てがすごく自分に当てはまっていて(笑)。
ーーそうなんですか(笑)。
与田:“量産型”というよりは、学生時代は特定のグループに属しているわけでもないけれど、別に友達がいないわけでもないという、本当に目立つことがないタイプだったんです。みんながやってたからという理由でとりあえずテニス部に入ったりとか、特に趣味があるわけでもなく、グレていたわけでもなく、夢があるわけでもなく……。璃子ちゃんはプラモデルに出会って変わっていきますが、私の場合は乃木坂46に出会って人生が組み立てられたというか、分岐点になったのが乃木坂という存在だったので、璃子ちゃんとはすごく近いものを感じます。
ーー与田さん自身、プラモデルに挑戦するのは初めてですか?
与田:初挑戦です! 実際にやってみたら、想像以上に楽しくて。璃子ちゃんと一緒にハマっていくかもしれません(笑)。本当に好きになりそうです。ガンダムも名前は知っている程度で詳しくないので、そういうところも璃子ちゃんと一緒に学んでいきたいです。